読書が苦手な小学生、“見る”と“わかる”の間にいる子が多い
保育園や幼稚園までの生活と違い、小学生になると机に向かって教科書を開き、学習をする時間が圧倒的に増える。どの教科でも学習するうえで、読書は大きな意味を持つ。教科書に書かれている内容を理解するためには、文章を読めなければならないからだ。しかし、当然のことながら、読解力には個人差がある。
フィロソフィア国語教室 代表の坂爪彬さんは「小学校1年生でも、本を読める子は学校で教わっていない知識も進んで身に付けて一人でどんどん読めるようになっていきます。一方、ひらがなはかろうじて読めても、文章になると全く読めないという子も多いんです」と指摘する。
文章が読めなければ、本を読むことが楽しいと思えず、読書が苦手になってしまうかもしれない。そして坂爪さんは“苦手”という子どもの場合、“見る”と“わかる”の間にいることが多いという。
「特に低学年で苦手だという子どもは、文字を“ひらがなは読める=文字を見ることはできる”けれど、その文字を意味のある言葉として理解し、文章として理解するという“わかる”の前の段階で止まっていることが多いんです」
※小学校低学年のうちに読みたい児童書10選はこの記事の4ページ目、5ページ目に掲載しています。
次ページから読める内容
- 耳で理解できる言葉と目で見て理解できる言葉は違う
- 読書が苦手な子どもは他の教科も苦手に
- 大人が思うより“読む”のは難しい行為
- “読む”は一人ひとり全く違う現象
- 小学校低学年、まずは絵の多いもの、楽しいものを選ぶ
- 読書に慣れてきた子どもなら、文章の長い本にも挑戦
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