7割超のママが子どもからの性に関する質問を経験済み。幼児期から興味津々
日々、様々な知識や情報を得ながら成長する子ども達。「どうして虹はできるの?」「涙はどうして出るの?」など、親は子どもの純粋な好奇心にできる範囲で答えようと対応する一方で、性に関する疑問は戸惑ったり、うまく答えられなかったりと難易度が高く感じる内容の一つです。
「子どもから性に関する質問をされたことがある」と答えた人は、60.0%。「ない」と答えた人は、37.9%でした。男女別に詳しく見てみると、「ある」と答えた男性が32.4%、女性は68.5%という結果に。「ない」と答えた男性は61.8%、女性30.6%と、父親より母親へ性に関する質問が集中する傾向が見られました。
子どもの性別でみると、「ある」と答えたのは、子どもが男の子のみ(51.9%)、女の子のみ(55.0%)、男女両方(71.7%)という結果に。身近な異性のきょうだいがいる場合のほうが、日常で関心を抱いたり、質問しやすかったりする環境にあるようです。
さらに、子どもの年齢別でみると、小4(94.4%)、小6(91.7%)、年長(82.4%)、小1(81.3%)、年中(75.0%)、小3(72.7%)の子どもを持つ親の層で7割超え。第二次性徴の前後だけでなく、好奇心旺盛な幼児期にも子ども達は素朴な疑問や関心を持っており、親の言動は、子どもの“性”に関する知識やイメージの最初の入口として大きな影響をもたらします。
「月経」「童貞」「精子」など、身近な生活やテレビ・漫画から興味が芽生える
DUAL読者が子どもによく聞かれる質問内容について聞いてみました。
「ママの月経(生理)について」(60.9%)を筆頭に、「体の構造や男女の違いについて」(59.8%)、「赤ちゃんができるまで」(52.9%)という回答が上位に挙がり、「赤ちゃんはどこから(どうして)生まれてくるの?」(40歳/年少、小1男女のママ)という生命の起源に関する質問のほか、「ドラマを見ていて童貞って何?と聞かれた」(44歳/年少、小4、小6、中学生男女のママ)、「精子を知っているか」(50歳/小2、小5男女のパパ)という具体名で問われるケースも少なくありません。