このたび、日経DUALでは初めて、4~6年生のお子さんを持つ親に限定した「放課後の過ごし方」を調査するアンケートを実施。その結果、小学校高学年の子どもたちのリアルな姿と、親御さんの心配事が分かりました。今、4~6年生のお子さんをお持ちのご家庭にとっては、改めて実態を知る機会。そして、これからお子さんが小学校高学年に進級するご家庭にとっては、予習の機会となります。アンケート結果を詳しく紹介しますので、ぜひ参考になさってください。
【年齢別特集 小学校高学年のママ・パパ向け】
(1) 中学受験終結 結果はどうであれ子も親も心を癒やして
(2) 心療内科医が教える 中学受験直後の心の受け止め方
(3) 過保護と放任の線引きは? わが家の放課後の安全ルール ←今回はココ
(4) “一人留守番っ子”の家庭学習はどうフォローする?
子どもの成長に伴い、ママやパパが抱く育児の喜びや悩み、知りたいテーマは少しずつ変化していくものです。「プレDUAL(妊娠~職場復帰)」「保育園」「小学校低学年」「高学年」の4つのカテゴリ別に、今欲しい情報をお届けする日経DUALを、毎日の生活でぜひお役立てください。
今回、アンケートにご協力いただいたのは、小学校4~6年生の子どもを持つ親115名。子どもの人数は「2人」が最も多く、55.7%と半数以上を占めた。続いて「1人」が27%、「3人」が13.9%だった。
子どもの年齢(学年)を聞く項目では、最も多かったのは「小学4年生」で52人。次いで「小学5年生」「小学6年生」という順番となった。
就業形態に関しては正社員が66.1%と圧倒的に多く、次いでパート・アルバイトが10.4%、契約社員と公務員が共に6.1%。その後に多かったのが、フリーランスの5.2%だった。
親の帰宅時間で最も多い時間帯は?
アンケートにご回答いただいた親(ママかパパ)が帰宅する時間帯は、以下の通り。
「19~20時にどちらかが帰宅する」という家庭が35.3%と最も多く、次いで、1時間早い時間帯である「18~19時に帰宅する」家庭が27.5%。さらに1時間早い「17~18時」が18.6%と続く。17~20時の3時間の割合を合計すると、81.4%。8割超がこの3時間の間に帰宅する。遅い時間になるほどこの割合は増え、20時以降はわずか3.9%と少数派となる。ほとんどの家庭において、遅くとも20時までには夫婦のどちらかが帰宅するようにしているようだ。
● 習い事は「週3日」が最多
● 83.3%が、放課後の心配事が「ある」もしくは「あった」
● 不安の中身は……「一人でいるときに災害(犯罪)に遭わないか」「学校や塾の宿題など、勉強をしていないのでは?」など
● こんな“ビックリ”エピソードも!「火災報知機の誤作動でパジャマ姿で子どもが逃げた」「親不在のときに、友達と火と包丁を使って料理をしていた」など
● 「友達を家には上げない。友達の家には行かない」「友達と遊ぶ予定は前日までに報告」「ガスは使わない」「帰宅したら親のケータイに連絡」……など、共働き親の放課後ルール