パパたちを取り巻く環境が変わりつつあります。働き方改革やテレワークが広がったことで育児や家事に向き合いやすくなりました。国家公務員の男性に育休取得を促す取り組みも始まっています。先輩パパたちが実践する子育てや、男性育休のことなど、過去に掲載した中から、パパやママに冬休みにじっくり読んでほしい記事をまとめました。
テレワーク、男性育休…パパを取り巻く環境に変化
家事や育児も仕事と同じように頑張る田畑くんを、普段から苦々しい目で見ている上司の鎌野部長。「仕事は何よりも優先されるべきだ!」というのが部長の主義です。ところが自宅でテレワークをしていると、これまで仕事一筋のあまり無視してきた家庭運営の大変さも多少は意識せざるを得なくなり…。「あるある」と共感しながら読める一作です。
「人生経験になりそうだし、取ってみるか」というのが、製薬会社の研究部門に勤めるパパが育休取得を決めた理由でした。勤め先の会社でも特に反対されることなく、すんなりと道筋ができたといいます。育休中に自治会の会長にも抜擢されました。育休をきっかけに、子育てだけでなく地域活動にまで世界を広げていく様子は、男性育休の取得を考えている多くの人の参考になりそうです。
コロナを機に急速に広がるテレワークは、多くのパパたちに変化を促しているようです。父親支援事業を手掛けるファザーリング・ジャパンの安藤哲也さんにインタビューしました。
男性の育休取得率は2019年度は7.48%。2018年度の 6.16%から1.32ポイント上昇したものの、2015年の「少子化社会対策大綱」に掲げられた2020年までに13%という目標との差は大きいのが現状です。男性育休の取得率がなかなか伸びない原因はどこにあるのでしょうか。ワーク・ライフバランス代表の小室淑恵さんが解説します。
日本商工会議所と東京商工会議所は9月末、「中小企業の7割が男性の育休取得義務化に反対」という調査結果を発表しました。男性の育休取得推進に向けた動きが見られるさなかの、インパクトのある数字でした。どのような意味を持つのでしょうか。
子どもとの遊び、哺乳瓶でのミルクのあげ方
新型コロナウイルスの影響で、妊娠生活に不安や緊張を感じているママ・パパは多いことでしょう。ママの不安や緊張を少しでも和らげたい――。そんなパパにぜひ試してほしいのが、ここで紹介する「タッチングケア」。東京・杉並区で、産前産後のママをサポートする助産師の大坪三保子さんに教えてもらいました。
初めての新生児を迎えたパパやママにとって、哺乳瓶での授乳は分からないことだらけ。粉ミルクをお湯で溶かした後は、どの程度の温度に冷めたら与えていいのか、赤ちゃんが哺乳瓶の乳首をくわえてくれないときはどうすればいいのか、哺乳瓶の角度はどれくらいがいいのか。基本のキから解説します。
親子で運動不足が気になるときにおすすめなのが、おうちで楽しくできる親子運動です。東京都の保育園・幼稚園の体操教室などで子どもたちを指導するコーディスポーツ代表の寺尾大地さんに、5つの親子運動を動画で教えてもらいました。大技もあるのでパパの活躍間違いなしです。
子どもの頃、プラモデル作りに夢中になったパパは少なくないでしょう。アイデアに満ちた工作テクニックで子どもを喜ばせているデザイナーで2児のパパ、山田州彦さんに、簡単だけど子どもにウケる鉄板工作を教えてもらいました。作るだけではなく、かぶって遊べる「2度楽しい」工作です。
子育て論、妻との関係
習い事や勉強などで、親がついやってしまいがちな「子への期待」について。大人気絵本作家のヨシタケシンスケさんは、迷いながらジタバタする親の姿を子に見せるのも1つの方法だと話します。
小学生の娘を育てるパパである大泉洋さん。生活などで妻と意見が異なった時には「あえて白黒つけない」など、働く妻との協力体制や夫婦観について語ってもらいました。
講談社で『ドラゴン桜』『宇宙兄弟』などのヒット作を担当し、現在は「コルク」代表で3人の子どもの父親でもある佐渡島庸平さん。パパ目線で、子育てや仕事の考え方などについて語ってもらいました。