子育てに奮闘する家族のケーススタディーを追った映画『ママをやめてもいいですか⁉』。育児で中心的な役割を担うことが多い母親に寄り添い、産後うつと孤独な育児に焦点を当てている。この作品でユーモアたっぷりのナレーションを担当しているのが、大泉洋さん。自身も小学生の娘を育てるパパである大泉さんに、映画の中のパパたちに抱いた感想や、会社員として働く妻との協力体制、夫婦観を語ってもらった。

―― 映画に登場するパパは、妻からの「○○をしてほしい」という要望に不機嫌になり、妻が育児の相談をしても目線や意識がスマホに向いているなど、育児に積極的ではありません。あるいは、妻をサポートする気持ちはあるけれど、悲しいかなピントがずれている部分も。同じ「夫・パパ」という立場で率直にどう思いましたか?

大泉洋さん(以下、大泉) 属性で分けると同じ夫でありお父さんではありますが、この映画では妻でありお母さんの言い分のほうに共感していました。描かれるお父さんたちに、「あなたたち、もうちょっと家事や育児を一緒にするのは当然でしょ?」と、お母さんの側にいましたね。

仕事をさせてもらっていることに感謝している

大泉 もともと、女性が子育てするのを当たり前だと考えていません。うちは夫婦共働きですが、私がメインで仕事をして、妻がメインで子育てをするという体制です。そういう形をとってはいますが、性別で役割が決まったわけではない。夫婦はお互い平等だし、条件は同じですよね。

 映画では、「育児がつらい」「もう少し助けてほしい、やってほしい」と訴える専業主婦の妻に対して、夫が「僕だって働いているんだから!」とはね返してしまう場面があります。

 旦那さんの気持ちも分かるけど、あの言葉は違うかな、と思いました。妻だって家族や子どものために働いて、その上で「育児と家事がしんどい、助けて」と言っています。

 家族として生活していて、育児家事はそもそも2人のものですからね。どっちが何をするかしないとか、割を食っているか食ってないとかいう話じゃない。

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  • 妻は他人。「何も言わずとも分かってくれるだろう」は大間違い
  • 娘の教育にまつわることは妻がリーダー

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