街ナカや駅ナカなどに69店舗を構えるスープ専門店「Soup Stock Tokyo」を運営するスープストックトーキョー。「世の中の体温を上げる」ことを企業ミッションとして掲げる同社は、2016年にスマイルズから分社以降、「『体温を上げる人』の体温を上げる」という新たな目標を掲げ、「働き方“開拓”」と呼ばれる人事改革を推進中だ。【下編】では、育休を取得した男性管理職の井上達矢さんにお話を伺う。部長としてマネジメントを行う立場で、1カ月会社を不在にできたのは社内の「あるカルチャーのおかげ」と話す。

<スープストックトーキョー 取材リポート>
【上】 スープストックトーキョー 外食でも両立しやすく
【中】 子育て経験で人をサポートする面白さに目覚めた
【下】 社長も部長も育休取得 パパ社員で情報交換 ←今回はココ

「このチームなら任せられる」と1カ月の育休取得を決意

ブランドコミュニケーション部 部長/物販事業部 通信販売営業グループ グループマネージャー 井上達矢さん

 ブランドコミュニケーション部で部長を務める井上達矢さんは、生後10カ月の女の子のパパだ。

 開口一番 「昨夜は夜泣きがすごくて、今日はちょっと寝不足です」と、パパの顔をのぞかせた井上さん。子どもが生まれてから育休を1カ月間取得した。そもそも育休を取得しようと思ったのはなぜなのか。

 「ずっと取ろうと思っていたんです。子育て自体に興味がありましたし、妻に寄り添いたかったので」

 育休を取った時も、部長として部下を6人まとめていた井上さん。その立場で1カ月も席を空けるのは現実的に問題なかったのだろうか。

 「もちろん不安はありましたよ。でもメンバーが本当にみんな優秀で。このチームなら任せられると思いました。実際にまったく迷惑を掛けなかったわけではありませんが、それでも1カ月間、きちんと育休を取ることができました」

 子どもが生まれるという報告を【上編】で登場した副社長の江澤身和さんにしたところ、すぐに「おめでとうございます! 育休取ってくださいね!」と言われたことも後押しになったという。さらに、社長の松尾真継さんに報告に行くと、「実はうちも第二子出産を控えていて、僕も育休を取ろうと思っているんだよね」と打ち明けられた。

次ページから読める内容

  • 「社長がとるなら部長もとってもいいだろう」と、迷いを払拭
  • 「空回り」の繰り返しを経て、夫婦間でチーム体制を確立
  • 部員の子どももわが子同様に愛しい存在

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