街ナカや駅ナカなどに69店舗を構えるスープ専門店「Soup Stock Tokyo」を運営するスープストックトーキョー。「世の中の体温を上げる」ことを企業ミッションとして掲げる同社は、2016年にスマイルズから分社以降、「体温を上げる人の体温を上げる」という新たな目標を掲げ、「働き方“開拓”」と呼ばれる人事改革を推進中だ。【中編】では、育児中の社員へのサポートにも本腰を入れる同社で、時短勤務をしながら店長として活躍する3児のママ、高砂恵さんにご登場いただく。

<スープストックトーキョー 取材リポート>
【上】 スープストックトーキョー 外食でも両立しやすく
【中】 子育て経験で人をサポートする面白さに目覚めた ←今回はココ
【下】 社長も部長も育休取得 パパ社員で情報交換

出産後に、また店長をやりたいと考えるように

スープストックトーキョー横浜ランドマークプラザ店 店長 高砂恵さん
スープストックトーキョー横浜ランドマークプラザ店 店長 高砂恵さん

 高砂恵さんは、2005年に新卒で入社。産育休を3度取得し、現在は同社で4人目のママ店長として、時短勤務で9歳と4歳と3歳の3人の子どもを育てつつ、横浜ランドマークプラザ店の店長を務める。

 「もともとカフェで働くことに興味があったことから、当時、カフェ業態の新規立ち上げを予定していた当社を選び、入社しました。アトレ四谷店の店長などを経て、希望通り、カフェ事業に関われることになり、しばらくは新店立ち上げのため、3カ月ごとに地方を転々としたりしていましたね」(高砂さん)。

 この数々の新店立ち上げの功績が認められ、その後、トレーナーや社内研修の講師として活躍。1人目を出産した後は、人事部に配属されて新卒採用を担うなど、幅広い経験を積んできた。

 筋金入りの「会社大好き人間」を自認する。

 「本当にこの会社の仕事が好きなんです。産育休を取得するたび、自分はこの仕事が好きだったんだなと実感しました。二人目を出産した後、なかなか保育園に入れなくて、それでも少しだけでも働きたくて、短期間なら預かれるという認可外の保育園を見つけて、3カ月だけ復帰させてもらったこともあります。3人目は生後2カ月で保育園に預け、その後本格復帰しました」。

 そんな高砂さんだが、もともと「ママになってからも店長をやりたい」と考えていたわけではなかったという。

 「早朝から夜遅くまで営業しているお店もある中で、小さい子どもを育てながら店長として店を任されるなんて正直とても無理と思っていました。しかし、出産後、店舗勤務をしながら上司である店長を支えているうちに、私にもできることがあるかもしれないと思えるようになって。次第に、また店長をやりたいと考えるようになったのです」

 考え方が変わるきっかけになったのは、子育て経験だという。

次ページから読める内容

  • メンバーは子どもと同じくらい愛おしい
  • 自分が働く姿を夫や子供たちに積極的に見せる
  • 多忙をものともせず「グループ内複業」にも意欲

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