子ども用のペダルなし自転車「ランニングバイク」。トレーニングバイクやキッズバイクなどともいわれ、子どもがスムーズに自転車へと移行する近道として多くの家庭で活用されています。なかでも、よく見掛けるのは、2~6歳頃までが対象の「ストライダー」ではないでしょうか。今回は、ストライダージャパンを運営するAmpusの代表の岡島和嗣さんに、初心者が知っておきたいコツについて教えてもらいました。
【年齢別特集 保育園のママ・パパ向け】
(1) ランニングバイク 子どもが飽きずに乗るコツは? ←今回はココ
(2) 省スペース&ながらでOK ママの簡単エクササイズ
(3) 6割の女性が尿漏れを経験 骨盤底筋トレーニング
小さな子どもでもランニングバイクに乗れる理由
初めて自分の力で自転車に乗った日のことを、覚えていますか? 親世代であれば、6~7歳の頃、親に支えてもらいながら何度も練習をしてやっと乗れるようになったという記憶があるかもしれません。
しかし、ランニングバイクの登場によって、その常識は変わりつつあります。ランニングバイクを経ることで、あっさりと補助輪なし自転車に乗れるようになることが多いからです。これにより、「小さな子どもは二輪車に乗れない」「二輪車はたくさん練習をしてから乗るもの」といった、親世代の思い込みは覆されることに。
なぜ、ランニングバイクだと、2歳や3歳でもスムーズに乗れるのでしょうか? Ampusの代表 岡島和嗣さんは「子どもには二輪車に乗れるバランス感覚が備わっています」と説明します。
「もともと持っている子どものバランス感を生かすことさえできれば、2歳でも二輪車に乗るのは難しいことではありません。では、どうして親世代の大人が二輪車に乗るのに苦戦してきたかというと、二輪車に乗る前に、三輪車や補助輪付き自転車などに慣れてしまっていたからです。
二輪車は一定以上のスピードが出ていれば、ハンドルから手を放しても真っすぐ走ることができます。つまり、ハンドルに余計な操作を加えなければ、二輪車に乗ることはできるのです。しかし、体を左右に傾けてハンドルを切る二輪車とは違い、ハンドル操作によって左右に曲がる三輪車や補助輪付き自転車というのは、実は、二輪車とは逆の体重移動をしています。そのため、そうした体重移動の癖がハンドルから車体に伝わると、小刻みに左右にぶれながら走る性質のある二輪車では、うまく走ることができなくなってしまうんですね」
一方、そうした体重移動の癖がつかないランニングバイクであれば、自転車へとスムーズに移行できます。岡島さんは、「最初から乗れる子はあまりいませんが、遅かれ早かれ、子ども自身のバランス感覚で乗れるようになります」と言います。それには飽きずに挑戦し続けることが大切ですが、その際、ハードルとなるのはどのようなことなのでしょうか?
岡島さんは、以下の2つを挙げます。
・サドルにお尻をつけられない。
・スピードが遅く車体が安定しない
これらをどのように克服すればいいのか、次のページから詳しく解説します!

次ページから読める内容
- 「サドルにお尻をつけられない」をどう克服する?
- スピードが遅く、車体が安定しない
- ランニングバイクの使用は、安全面にも配慮しよう
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