小さい子どもは何かとしょっちゅう鼻水を出しているもの。本人たちは鼻をズビズビさせながら平気な顔で遊び回っていることも多いですが、時には鼻水が中耳炎など他のやっかいな症状につながることもあります。子どもの様子を観察しつつ、早めに適切なケアをするにはどうしたらいいのでしょうか。耳鼻咽喉科の専門医である、アリス耳鼻咽喉科院長の工藤典代さんに聞きました。記事の「前編」では、鼻水についての基礎知識をお届けしました。今回の「後編」は、より実用的な鼻水ケアの方法を解説します。

【年齢別特集 保育園のママ・パパ向け】
(1) いつ耳鼻科を受診? 色と症状で知る子どもの鼻水
(2) 子どもが不安定な新年度 事前準備と慣らし保育
(3) 「食べない」「大泣き」…新しい園生活で困ったら?
(4) 吸引、鼻かみの練習 家庭で子の鼻水を和らげるには ←今回はココ

忙しい共働き家庭には電動鼻水吸引器があると便利

 子どもの鼻水が目立つときは、「そのつど耳鼻科に行く」のが理想です。耳鼻科によっては専用の吸引機器を使って、鼻腔だけでなく喉の奥の方に回り込んだ鼻水まで吸引してくれるため、「自宅でティッシュで拭き取るだけ」といった表面的な処置に比べ、かなり症状が軽くなります。鼻水をたまったまま放置しておくと、「前編」で紹介した副鼻腔炎や、中耳炎などにつながる可能性もあります。耳鼻科でこまめに鼻の奥の鼻水を吸引することで、こうした症状を予防できます。

 しかし、「そんなにしょっちゅう通院できない……」という忙しいママ・パパも多いでしょう。その場合は、「市販の電動鼻水吸引器などを使って、家でマメに鼻水を取ってあげましょう」(アリス耳鼻咽喉科院長の工藤典代さん)。鼻水吸引器には、大人が管をくわえて呼気で鼻水を吸うものもあります。しかし、このタイプは大人がうっかり鼻水やウイルス・細菌を吸い込んで、風邪などがうつってしまう可能性があります。そのため、「吸い込む管の途中にフィルターが入っているなど、病原体が流れ込まない工夫をしてある製品を選ぶといいでしょう」。

電動鼻水吸引器(イメージカット)
電動鼻水吸引器(イメージカット)

 吸引器を使う前には、「点鼻薬を使って、鼻水を取りやすくするとさらに効果的です」。点鼻薬と呼ばれてはいますが、市販の材料で家庭でも作ることができるそうです。では具体的に、何を用意すればいいのでしょうか?

次ページから読める内容

  • 吸引の前に2~3滴 鼻水を粘膜からはがれやすくする
  • ティッシュを使って簡単鼻かみトレーニング
  • 乾燥やダニ、ほこりに対策でさらに症状が改善

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