子どもの作品は、親にとって、わが子の成長を実感できる「宝物」であると同時に、自宅の空きスペースをどんどん侵食していく“困った存在”でもあります。特に片付けの時間が十分に取れない忙しい共働きパパ・ママの中には、どんどん増えていく子どもの作品をどうしていいか分からず、途方に暮れている人も少なくないでしょう。
共働きに“一石二鳥”のDIYアイデアの数々を紹介してきた今回の特集。第5回では、絵や折り紙、工作といった「増え続ける子どもの作品問題」をDIYで解決する方法を探りました。
【共働きだからこそ「一石二鳥DIY」特集】
(1) DIYで共働きの悩み解消!親子で楽しめるワザ公開
(2) 少しの「DIY精神」が子どもにもたらす大きなメリット
(3) 片付けない、宿題しない子に「自分で!」を促すDIY
(4) 突っ張り棒博士が教える 共働きに効く家事時短テク
(5) 「増え続ける子どもの作品問題」をDIYで解決! ←今回はココ
(6) 簡単・オシャレ!「100円雑貨リメイク術」
子どもの作品を飾ること=子どもを認めること
家や保育園、小学校などで描いた絵、塗り絵、折り紙、工作、習字etc…。子どもの作品は、親にとって、わが子の成長を実感できる「宝物」であると同時に、自宅の空きスペースをどんどん侵食していく“困った存在”でもあります。特に片付けの時間が十分に取れない忙しい共働きパパ・ママの中には、増え続ける子どもの作品をどうしていいか分からず、途方に暮れている人も少なくないでしょう。
そこで、長らく小学校の図工の先生として教育現場で子どもに指導してきた、帝京大学教育学部教授の辻政博さんに、「増える一方の子どもの作品問題」について、アドバイスを伺いました。
「子どもの作品は、ためこんだりその都度捨てたりするのでなく、ぜひ、家の中に飾ってあげてください。 作品を飾ってあげるということは、その子自身を認めてあげること。子どもの自己肯定感を高めることにもつながります」と辻さんは指摘します。
「玄関の付近やトイレの中なら、広い壁を確保しやすい。そこを子ども専用のギャラリースペースにして、お気に入りの作品を飾ってあげるといいですね。賃貸にお住まいの方などで、壁に画びょうを刺したくない場合は、玄関の靴棚の上などにコルクボードなどを置いて、そこをギャラリーにするという方法もあります。
画用紙に描いた絵などはスペースをとるので、壁に飾るのでなく、何枚か重ねて端をホチキスで留めるのがカンタンでおすすめ。アルバムのようにパラパラ見返すことができるし、本棚に差しておけば場所もとりません」(辻さん)。
そこで、6歳と3歳の女の子を子育て中で、リアルタイムに「増え続ける子どもの作品問題」に直面している編集Hが辻さんのアドバイスを基に、「玄関のギャラリースペース」と、「作品アルバム」作りにチャレンジしてみました(下写真2枚)。その様子を次ページから、レシピ付きでお届けします!

・作品ギャラリーを「ファブリックボード」で自作
・「総量規制→スマホ撮影」のマイルールを設定
・「作品アルバム」はマスキングテープで一工夫
・人気インテリアブロガー、政尾恵三子さん流「子どもの作品問題」解決法
次ページから読める内容
- 「ファブリックパネル」が応用できるかも!
- 今こそ「作り時」では?
- 見えない裏面はセロハンテープ仕上げでOK!
- 「マステ」で製本
- 「1人1年1冊」。クリアファイルで作品を管理
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