DIYとは、Do it yourself (自分で作ろう)の意味。日々時間に追われる共働き世帯にとって、少し縁遠い話題かもしれません。しかし今や世はDIYブーム。DIYを取り巻く環境は、驚くほど進化しています。DIYの最大の魅力は、自分の暮らしにぴったりのものが手に入ること。「あったらいいな」が実現することで、共働きの悩みが解消され、そのうえ、未来を生きる子どもたちに必要な力を育むとしたら――。共働きに“一石二鳥”、あるいは“一石三鳥”のDIYアイデアの数々を紹介していきます。

 第3回は、ライフオーガナイザーで、一級建築士の和田さや子さんに話を伺いました。和田さんは小2と4歳のお子さんを持つ共働きママ。身支度や片付け、勉強などを子どもが「自分でしたくなる」仕組みをDIYで実践しています。考え方の基本や、壁面収納のDIY実例など、参考にしたいアイデアをお届けします。

【共働きだからこそ「一石二鳥DIY」特集】
(1) DIYで共働きの悩み解消!親子で楽しめるワザ公開
(2)  少しの「DIY精神」が子どもにもたらす大きなメリット
(3) 片付けない、勉強しない子に「自分で!」を促すDIY ←今回はココ
(4) 突っ張り棒博士が教える 共働きに効く家事時短テク
(5) 「増え続ける子どもの作品問題」をDIYで解決!
(6) 簡単・オシャレ!「100円雑貨リメイク術」

自分の頭で考えて選び、行動する力を身に付けるには?

 忙しい毎日を送る共働き世帯にとって、子どもがなんでも「自分で」するようになってくれるのはある意味「理想の姿」。でも現実には、自分でやったほうが早いから手を出してしまったり、うるさく言って終わってしまったり、ということも多いのではないでしょうか。

 和田さや子さんは工務店勤務の一級建築士。保育園年少の4歳男子と小2女子の母親でもあります。和田さんは上の子が小学校に上がるのをきっかけに、築35年の一戸建てである、自称「昭和レトロの家」にDIYの壁面収納を取り入れました。

 一級建築士の本業と並行して、子どもに片付けを教えるセミナーなども行っている和田さん。「今後、暗記型の勉強だけでは、渡っていけない時代になってきます。子どもたちには、自分の頭で考えて、選んで、行動する力を身に付けてほしいと思っています。その手段として片付けは最適のツールだと思います」

 まず、和田さんが実践している基本の考え方を教えてもらいました。

和田さん宅のキッチン。右側の白い木材部分がDIYで和田さんが作った壁面収納
和田さん宅のキッチン。右側の白い木材部分がDIYで和田さんが作った壁面収納
<次のページからの内容>
・「自分で!」を促す仕組み 3つのポイント
・「見えないものはないのと同じ」。それなら「全部見せる」
・ツーバイフォー材専用補助器具を使って壁面収納をDIY
・子ども専用棚と「頭の中」をリンクさせる仕組み
・2階に上がる時間がもったいないからすべて集約
・これからの時代を生きる子どもたちに必要な力

次ページから読める内容

  • 「自分で!」を促す仕組み 3つのポイント
  • 「見えないものはないのと同じ」。それなら「全部見せよう」
  • 色と質感を統一して、おしゃれに見せる
  • カラーボックスを使った各自の専用棚と「頭の中」をリンクさせる
  • 小学生はこども手帳とリンクさせて「自ら勉強する子」に
  • 2階に上がる時間がもったいない
  • これからの時代を生きる子どもたちに必要な力

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