2年生になると三角定規を使うなど、本格的な図形学習が始まります。中学受験をする、しないにかかわらず重要な図形学習。図形に苦手意識を持っている子は少なくないと指摘する中学受験専門塾「ジーニアス」算数科講師の教誓(きょうせい)健司さんに、図形に親しむために、低学年のうちに親が家庭でできること、気を付けたいことについて聞きます。
【年齢別記事 小学校低学年のママ・パパ向け】
(1) 低学年 説明文の本こそ読み聞かせ 論理的に考える力を
(2) 算数の図形 低学年のうちに「苦手意識」を持たせない ←今回はココ
(3) 低学年娘の目に余るパパへの態度 ママはどうすれば?
「図形センス」って必要なの?
図形学習には「センス」が必要といわれることがあります。「研究者などの専門の道へ進むなら別ですが、中学や高校などの入試問題を解くために、特別なセンスが必要だとは思いません」と教誓健司さんは言います。
「難関校といわれる中学の入試であっても、類型化したパターンが存在し、論理立てて段階的に考えることができれば多くの問題は解けます」。ただ、それ以前に、3~4年生くらいで図形全般に対して既に苦手意識を持っている子どもは少なくない、と教誓さんは指摘します。
「苦手意識があると、解けるはずのものも解けなくなります。中学受験をするにせよ、しないにせよ、苦手意識を減らせるような取り組みを低学年からしておくのはいいと思います。
中学入試において、平面図形や立体図形に関する問題は、ほとんどの学校で出題されます。割合でいうと100点満点のうち30~40点分は図形関連と言ってもいいでしょう。もちろん、その後の高校入試などにも図形は関係してきます」
図形に親しむために、家庭でできること、親が気を付けたいことなどを教誓さんに次ページから詳しく聞きました。
次ページから読める内容
- 試行錯誤できるかどうかは低学年の過ごし方も関係する
- 「○○中学に合格した○○くんがやったパズル」であっても……
- 手伝いも兼ねて、食べ物で図形に親しむ
- モチベーションを下げてしまう、親のNGワード
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