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低年齢化する花粉症 思考力の低下や勉強への影響も

受診を先送りせず、早めに治療計画を立てて悪化させないようにするのが大切


発熱を伴う感染症などと違って、子どもが花粉症になっても「すぐに受診しなければ」と思う親はそこまでいないかもしれません。しかし、実際には花粉症になると集中力や思考力が低下し、放置すると子どもの学校生活に影響が及ぶことがあるようです。日本医科大学 大学院教授の大久保公裕さんに、花粉症の子どもへの影響と治療法について聞きました。

【年齢別特集 小学校低学年のママ・パパ向け】
(1) スマホ依存対策 親の3大NGワードと子への伝え方
(2) SNSを使い始める前に 低学年から親が伝えること
(3) 低年齢化する花粉症 思考力の低下や勉強への影響も ←今回はココ

遺伝的背景と環境的背景の影響

 花粉症の発症年齢が低年齢化しているのをご存じでしょうか。日本医科大学大学院の大久保公裕教授は「現在は10年前と比べて5~9歳の子の花粉症の有病率が2倍になっています1)」と話します。

 子どもの花粉症の理由として考えられるのは「親から受け継いだ遺伝的背景があります。両親ともに何らかのアレルギー疾患がある場合は、そうでない子よりも低年齢で花粉症を発症する傾向があることがわかっています。遺伝的背景により子どもが何らかのアレルギーを発症する場合のピークは5歳頃になるといわれています。

 また、子どもが暮らしてきた環境的背景も影響します。1歳くらいまでに、昔の田舎のように家畜の糞や土ぼこりなどと一緒にアレルギーを引き起こす物質(花粉などのアレルゲン)を吸い込むような暮らしができれば、成長してもアレルギーを起こしにくくなります。ただ、最近の住宅は気密性が高く、そうした機会があまりありません」

 自分の言葉で症状を説明できない幼い子どもの場合は、親による観察が重要です。すでに花粉症を発症していたり、花粉症かどうかの判断がつかなかったりする場合、どのような対策をとるといいのでしょうか?

子どもが花粉症を発症したときの2つのSTEP 花粉症のリスクを知って、受診のタイミングを逃さない、この先に起こることを予測し、治療の計画を立てる

 次のページからSTEP1、STEP2について詳しく解説していきます。

次ページから読める内容

  • STEP1 花粉症のリスクを知って受診のタイミングを逃さない
  • STEP2 この先に起こることを予測し、治療の計画を立てる
  • 花粉が体内に入っても、症状が出ない新薬が登場
  • 低学年の子ども向けの花粉症対策

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