ここ数年、転職の世界は売り手市場が続いてきましたが、時間の制約があるワーママが、望むような転職を成功させるためには、どうすればいいのでしょうか。「強みをどう売り込む?」「年収やキャリアダウンにならないための面接術とは?」「管理職人材として選ばれるには?」など、転職を視野に入れているすべてのワーママが知っておくべきことを総力特集。進化系転職テクもご紹介します。

「ワーママ転職」2020年の戦略

自分が望む職種や条件の転職をかなえるにはどうしたら?

 30~40代のワーキングマザー(ワーママ)を取り巻く転職事情を取材している本特集。3回目の本記事では、自分が働きたいと望む企業から「この人をぜひ採りたい!」と思わせる自己PR術と、ワーママ転職で求められるスキルについて考えます。多くのワーママの転職に関わってきたパソナ常務執行役員の岩下純子さんと、パートから正社員まで女性の幅広い働き方を支援するビースタイルのしゅふJOB総研所長の川上敬太郎さん、同社のプロフェッショナル人材向け新サービスBIZ-directors(ビズディレクターズ)事業責任者の田口一代(いちだい)さんに知っておきたいことを聞きました。

 転職活動が進むと避けて通れないのが採用面接です。面接は本来、応募している企業に自分をアピールできる絶好の機会。ですが、自己評価を実態よりも低く見積もり、わざわざ自分で自分の価値を落とすようなことを面接で言って、仮に採用されたとしても、それまでよりもキャリアダウンしたり、年収を下げられたりと「セルフディスカウント」してしまうワーママは少なくないようです。

 ワーママがセルフディスカウントしてしまう背景には何があるのでしょうか。岩下さんは、「何が何でも転職をしたい」という思いが先走ってしまうことが原因ではと指摘します。「ワーママは真面目で誠実な人が多いためか、子育てで時間の制約があったり、急に休まなければならなかったりすることに負い目を感じる傾向があります。とにかく転職したいという気持ちがあると、その誠実さが裏目に出て、相場よりも低くてもいいので、自分を採用して欲しいという気持ちが出過ぎてしまいます。セルフディスカウントしてしまいそうな人は、本当に今転職をしないといけない状況なのか、あらためて気持ちを整理するといいですね」

面接を最大限に生かすノウハウ

 限られた面接の時間を最大限に生かし、よりよい条件で転職を果たすには、どうすればいいのでしょうか。「伝えるべきこと」と、それを切り出すタイミング、そして「伝えないほうがいいこと」などについて、次ページから詳細に伝えていきます。

次ページから読める内容

  • ワーママの面談では「伝える順番」が大切
  • 謙遜しすぎず、できることを自信を持って伝えよう
  • 覚悟が伝われば、育児中であることはマイナスにならない
  • ワーママに求められる強みは、中堅としての即戦力や自立性
  • 年収を上げたい場合は、英語力があると有利
  • 資格は知識や努力の裏付けとして転職時に役に立つ
  • 働く親なら自然に磨かれているポータブルスキルもぜひアピールを

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