- (1)交渉する人生、しない人生、どちらを選ぶ?
- (2)不満があっても交渉はしない その心理に潜むのは?
- (3)夫婦間の家事・育児 交渉に「べき論」用いない
- (4)高圧的、黙り込む…苦手なタイプとの交渉術 ←今回はココ
- (5)否定しない、遮らない家族会議で子の交渉力が伸びる
人として苦手なタイプ=交渉相手として不利?
いざ交渉に臨もうと思っても、「こんなことを言っても黙り込まれるだけ」「あの上司は高圧的だから……」などと、日ごろの言動から相手に苦手意識を持っていると、ひるんでしまうかもしれません。とはいえ交渉の舞台に立たずして状況は改善されないままです。
そこで多くの人が「苦手」と感じる、下記に掲げた3つのタイプの攻略の仕方を、みらい総合法律事務所の弁護士の谷原誠さんに聞きました。
「前提としてまず言えるのは、人として苦手なタイプは交渉相手として不利ということです」と谷原さん。「交渉においては、できるだけ苦手なタイプをつくらないように、自分を律したり、考え方を変えたりすることがポイントになります」と言います。
自分を変えていくといっても、やはり相手のタイプを見極める必要はあります。次ページから具体的に例を挙げて解説してもらいます。