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転職活動時でも「ママ」はハンディにはならない

オイシックス・ラ・大地の人事戦略に見る、「ワーママ人材」の市場価値


コロナ下で、採用面接をオンラインで行う企業が増えています。わざわざ企業に出向かなくても転職活動ができるため、忙しいワーママにとっては追い風です。テレワークや在宅勤務などの働き方の広がりを背景に、より柔軟な働き方を求めて転職をしたいというママもいるのではないでしょうか。転職を考えるなら今が動き出すべき絶好の時機。最新のワーママ転職事情や、ママならではの職務経歴書の書き方ポイントなども紹介します。

ワーママ転職2022 新・成功戦略

ダイバーシティ推進の観点から、女性を積極採用する企業も

 働きながら育児するママは、時間の制限や働き方が限られることが多くあります。特に未就学児の場合は、子どもの急な発熱で保育園のお迎えのために途中で仕事を切り上げないといけない、ということもあるでしょう。転職を考えている場合は、「子育て中であることがハンディになってしまうのではないか」と不安に感じる人も多いのではないでしょうか。

 だからといって諦める必要はありません。近年、育休や時短勤務への理解が高まりつつある上に、再就職や転職でも、ダイバーシティ推進の観点から「能力があれば、働き方に制約があるかどうかは問わない」「女性(特に母親)を積極的に採用・登用している」というスタンスを打ち出す企業が増えているようです。

 生鮮食品宅配大手のオイシックス・ラ・大地(東京・品川/以後、オイシックス)も、そうしたスタンスを打ち出す会社の1つです。2015年からママの活躍を推進すべく、「チャレンジママ採用」というママ向けの採用枠を設けていたほど、ワーママに注目し、その能力を高く買ってきたといいます。オイシックスで人材スカウトセクションマネジャーを務める宇野貴嗣さんは次のように話します。

 「当時、共働き家庭が増えてきたことに伴い、当社は買い出しや料理など、育児中のお客様の家事時間を短縮できるような商品やサービスを展開し始めました。そのころ、日本社会では、ようやく女性活躍の取り組みが注目されるようになっていましたが、女性が育休後に職場復帰しても仕事の幅が限られていたり、責任ある仕事は任せてもらえなかったりと理想と現実のギャップが大きかった時期でした。そんな中、当社が展開しているサービスのお客様が働くママであったことや、日本での働く女性の現状を踏まえ、当社が先駆けとして働くママが活躍できる場をつくりたいと思い、ママ向けの採用枠を設けました。現在はその制度は設けておらず、ママだからと特別視することなく採用活動を行っています

 ちなみに同社では、ママ社員が増えたことに伴い人事制度や働き方の見直しをすることで、ママ社員のみならず全社員が働きやすい環境を整備しました。社会全体が外出自粛や休校・休園を迫られていた2020年は、食品宅配分野のニーズが急拡大し、同社も注文が増加しましたが、社員たちがスムーズに在宅勤務体制に入り、急増する業務量をさばくことができたことで、2021年3月期は売上高約1000億円、経常利益約70億円と、最高益を達成する結果の一因となったといいます。

 では、同社のようにママを積極的に採用する企業は、ママ人材のどのような点に着目し、採用されたママたちは、入社後、どのように活躍しているのでしょうか。オイシックスの人材戦略について取材しました。子育て中の女性が転職活動をするにあたり、自分自身の強みがどこにあるかを見極めるヒントにしてみてください。

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●ワーママの面接時に面接官が最も知りたいこと、相談してほしいこととは?

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  • 制約がある中でもパフォーマンスが出せるかどうか
  • 制限があるからこそ、強みがある

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