お金は教育費と共働き費用に消えている

記者H:アンケートでは、お金が貯まらない原因になっていると思われる「主な支出」についても聞きました。トップは子どもの教育費(47.7%)。続いて、レジャー費と外食費が同じ35.1%で、住宅ローン返済の33.3%が続きます。

記者S:時間と戦うDUAL世帯では、外食費などの「共働きコスト」が高めになってしまうのもうなずけます。気づくと、どんどんかさんでいく項目ですよね。

記者H:夫婦で財布が別々で、全体像が把握できず管理できない」という声が非常に多いことも気になりましたが、これも共働きのあるあるですね。

記者S:「忙しい」→「外食が増える」&「夫婦で話し合う時間がとれない」→「貯められない」→「不安」という図式と、教育費が「聖域」となっている可能性が見えてきました。

記者H:う~ん、そのお金と思考の流れ、共感できます。ちなみに、貯めたい目的も1位は断トツで子どもの教育費(83.9%)、次いで、夫婦の老後資金のため(77.6%)となっています。

記者S:習い事、塾、受験……親としてはお金をかけたいところだけれど、老後資金も気になっているということで、まさに「使う」と「貯める」のバランスの悩ましさ、というところですね。

DUAL読者の切実な声

【貯められない理由】
・夫婦で財布が別々で、収入と支出の全体像が把握できていないため。家で作る余裕がないため、外食を多用している。(38歳、正社員、子ども:年少)

・将来のためと思い、子どもの習い事等についお金をかけてしまう。(41歳、派遣社員、子ども:小2、中1以上)

【悩みや不安】
・貯蓄しようと天引きしても、結局他から引き下ろし、収支では赤字。夫婦でお金について話す時間を作らないことがいけないとは思いつつも、日々忙しく生活を送るだけで終わってしまいます。(41歳、パート、子ども:小2、小4)

・万が一のときのために、貯蓄しておかなければと頭では分かっているものの、実際にはどう貯めればいいかが分からず、何となく毎月残ったお金を貯めているので、本当にこんなことで良いのか? と不安になる。(36歳、契約社員、子ども:年中)

・将来、2人の子どもの学費を出してあげられるのか。足りるのか。不安。(41歳、正社員、子ども:小2、小5)

 こうしたDUAL世代の現状を踏まえ、ダブルインカム家庭が「貯められる」体質になるためにどうすればいいのでしょうか。ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子さんに、「世帯年収1000万円」をモデルケースとしてお話を聞きました。