コロナ前・後で夫婦関係どうなった? 夫婦の「バランス」、取り方・保ち方
-
1コロナ下で夫婦関係どうなった? 平日の会話時間に変化
-
2夫3人が本音で語る コロナ下の夫婦関係と修復の方法
-
3コロナ下のワンオペ 夫と家事分担を話し合う4ステップ
-
4夫婦それぞれが納得の家事シェア 実現のためのコツは←今回はココ
-
5コロナ下で離婚を考えた妻2人 専門家がアドバイス
-
6コロナを機に夫婦の価値観の違いが判明 離婚避けるには
夫婦間の家事シェアのバランスがうまくいっていないと、コロナ下に家族の在宅時間が増えるなかで妻だけに家事の負担が集中し、妻のストレスが限界に達しているケースがあるかもしれません。
どうしたら家事に関する夫婦間のバランスを改善できるのか、NPO法人ファザーリング・ジャパン理事の村上誠さんにアドバイスしてもらいました。村上さんは「主夫」を名乗る男性で結成された「秘密結社 主夫の友」のメンバーで、夫婦のパートナーシップや家事シェアについての講演を多数行っています。夫婦それぞれが納得できる家事シェアのコツや夫婦関係を良好にするためのコツについて聞きました。
兼業主夫になったきっかけは介護と妻の職場復帰が重なったこと
グラフィックデザインとNPO法人の仕事をしながら、積極的に家事・育児をこなす村上さん。自宅で英語教室を営む妻、村上さんの父親、中2と小2の息子、里親として育てている3歳の子どもと暮らしています。
以前から家事の7割を担当していた村上さんですが、コロナの影響でNPO法人の講演活動が減った分、さらに分担比率は高まったそうです。
村上さんが「兼業主夫」になったのは今から10年以上前のこと。同居していた村上さんの母親が倒れ、介護状態になったことがきっかけでした。
「上の子が3歳、当時ベンチャー企業に勤めていた妻は職場復帰したばかりのタイミングでした。フリーランスで融通がきく自分が家事や育児、介護を担って家族を支えようと考えました。当時は保育園の送り迎えをしていても、パパはほとんどいなくてパパ同士の情報交換は難しかったのですが、ここ10年の間で父親が育児をするのが当たり前になってきたと感じます」
夫が指示待ちにならないために
とはいえ、夫に「もっと積極的に家事に関わってもらいたい」「指示待ちではなく自分事として動いてほしい」という希望を持っている妻は多いでしょう。
村上さんは、「家をつくり上げるという意識が希薄だと、妻から指示されて末端の家事をこなすだけになりがちです。夫に自分の家をマネジメントする意識を持ってもらうには、夫婦間のすり合わせ作業が欠かせません」と言います。では、どうやってすり合わせをすればいいでしょうか。
次ページから、家事について夫婦間ですり合わせておきたいポイントと、夫が家事を自分事として捉えて主体的に行動するようになるための具体的な方法を紹介します。

次ページから読める内容
- 家事分担のタスクを決める前に必要なこと
- 家族の予定を夫婦間で共有することの意義
- 夫のやる気をそぐNGワード、妻の地雷を踏むNGワード
続きは、日経DUAL有料会員の方がご覧いただけます
-
有料会員限定記事子育て、キャリア、夫婦の連携、家計管理など、共働き家庭のニーズに応える共感ノウハウ記事がぎっしり!毎月の総力特集や連載がスマホで便利に読める共働きマガジンです。
-
おでかけサポートメール平日は時間がないからこそ土日は親子で思い出に残るホンモノ体験を!直前でも参加できるとっておきイベントが満載。メールとともに予約が相次ぐお宝情報を毎週お届けします。
-
共働き応援クーポン生活用品から子育てサービスまで、共働き暮らしに役立つ商品が割引きされるクーポンを多数ご用意。記事に加えて「お得」もゲット!嬉しい優待サービスをご案内します。
-
「教えて!両立の知恵」妊娠から育休、職場復帰、小1の壁対策など専門家ノウハウを伝授。子の年齢やテーマで分類されたQ&Aが約300本読み放題、引き放題。賢い共働き家庭に欠かせない大辞典です。
-
ラクラク保育園検索保育園の細かな施設情報がキーワードや自治体から検索できる使いやすいデータベース。保育園探しを始める共働き夫婦の「保活必勝ツール」です。
-
あなたの街の保育園事情分析入園決定率、認可整備率、園庭保有率など、自治体ごとの保育園事情を深掘り!保活に役立つ情報が満載です。
-
日経DUALラウンジ有料会員限定のオンライン会議室です。質の高いクローズドなコミュニティで情報交換ができます。
-
イベント招待/先行受付専門分野の名物講師によるプレミアムセミナーにご招待したり、優先的にご案内したりします。