平日の会話時間に見られた変化は

 平日と休日に分けて、夫婦の会話時間の変化を聞きました。

 アンケートの結果から、コロナ前に比べて平日の会話時間は全体的に増えたことが分かります。以前は1日「1分~29分」が53.3%と過半数を占めていたのが、コロナ以降は37.8%に減り、代わりに「30分~59分」が25.6%から32.2%へ、「60分~119分」と「120分以上」はそれぞれ以前に比べて2倍近く増えているのです。



 一方で、休日の会話時間については、コロナ前からの顕著な変化は見られませんでした。

 自由回答では、コミュニケーションが増えたことで夫婦仲に良い変化が見られたといった声がありました。

「通勤がなくなり家にいる時間が増え、夫婦の会話が増えて仲が良くなった」 (男性・42歳、子どもは小1)

「以前はすれ違いが多くほとんどコミュニケーションが取れなかったため、家事育児負担の多い私がイライラして夫に対して厳しい態度を取ることが多かった。今はコミュニケーションが増え、穏やかに過ごせて満足している」(女性・37歳、子どもは2歳、年長)

「夫が在宅勤務になったことで、以前より話す時間が増えてコミュニケーション不足感が減った」(女性・35歳、子どもは1歳、年中)

「お互いに言いたいことを言えるようになり、スッキリした」(女性・41歳、子どもは年長)

 家事、育児、家計の夫婦バランスについてはどうでしょうか。