「働き方改革」で業務の効率化が進み、仕事の多くは、AIやRPAが担うようになります。働く場所も自分で選べるようになり、自由度が増す一方、企業に必要とされるのは専門性に長けた人材です。大手企業が早期退職を募るなど、終身雇用制度は崩壊してきており、誰もが定年まで勤められる時代ではありません。そんな中、子育て世代の共働きが考えるのは「末長く働き続けたい」ということでしょう。会社員として働き続けるか、フリーランスや起業という形で、自分のやりたいことに挑戦し、働き続けるか、その選択に迷う人は多いようです。

そこで、会社員からフリーランス、起業への道を選び、成功している子育て世代にインタビューをして、収入はどのように変わったか、ノウハウはどこで得たか、事業計画はどんなふうに立てた? 事業を大きくできた理由は? 会社員時代にやっておいたほうがよいことは?などを根掘り葉掘り聞きました。さらに、起業や働き方の専門家に、ブルーオーシャンの見つけ方や、会社員でいるうちに身に付けておきたいスキルなどのアドバイスももらいました。

「末長く働く」ための起業・フリーランス

自由な働き方ができても、納税やリスク回避の備えは必要

 会社に雇用されずに自分の強みを生かして働くフリーランス。以前はフリーランスと言えばデザイナーやイラストレーターなどクリエーティブな業種が多数でした。しかし、今はネット環境とパソコンさえあれば仕事ができる時代となり、フリーになる人の職種は多様化しています。

 しかし、実際にフリーランスになってみると、お金の管理もすべて自分でしなければなりません。会社員と大きな違いがあるのが年金や保険です。税金に関しても会社員時代以上の責任が生じます。契約や何かあった場合の賠償など、法的なリスクも自分で負わなければなりません。知識がないと戸惑うことが多いのではないでしょうか。

 そこで、確定申告の時にも役立つ簡単にできるお金の管理法を、フリーランスやスタートアップを多く顧客に持つ税理士法人BlueWorksTax(ブルーワークスタックス)の税理士・会計士に教えてもらいました。また、フリーランス協会代表理事の平田麻莉さんには、フリーランスが直面する3つのリスクと対策について聞きました。

次ページから読める内容

  • フリーランスは前年の所得にかかる税金の申告が必要
  • プロに頼むメリットは?
  • 事業用と生活用でカード、口座を使い分けると管理がラク
  • 「後からまとめて」は、いざ事業を広げるときの妨げになることも
  • 自分を守るために、法律の知識も必要になる
  • 取引先を複数にすることはハラスメントの予防にもなる
  • 労働時間、収入確保、スキルアップも自分の責任になる
  • 年金は独立で大きく変わるが、上乗せの制度を利用できる
  • 退職後20日以内の申請で、元の会社の健康保険に入れる

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