子どもたちが散らかした玄関の靴をそろえるのに30秒、トイレ掃除に5分、毎日の食器洗いに10分、洗濯物を干して取り入れたたんで片付けるのに30分……。1つ1つの家事時間はそれほど長くはなくても、終わることのない家事に向き合う時間は積み重ねると膨大な時間に。仕事をしながらこれらすべてを完璧にこなすなんて、そもそも無理があるというものです。

これからの共働き家庭で大切な発想は、ママもパパも「しないこと」を増やすこと。取捨選択をして諦める、アウトソーシングをして上手に任せる。家事のスリム化を進めた結果、家族との時間が増えるとうれしいですよね。「しない上手、任せる上手」になるためのコツやアウトソーシングの最新事情を紹介します。

もっと「しない上手」「任せる上手」

子どもに任せる仕組みをつくろう

 仕事を終え、保育園と学童のお迎えと買い物を済ませて帰ってきたら、子どもたちが朝脱ぎ散らかしたままのパジャマがお出迎え。夕飯を作り終えてふと見れば、リビングのテーブルの上にはプリント類と宿題が散乱していてウンザリ…。

 共働き家庭のママ・パパなら「1日に何度、片付けなさい!のセリフを言うことか」と嘆いた経験があるでしょう。笑顔になれる時短家事・ゼロ家事を提案する知的家事プロデューサー・本間朝子さんに「任せる上手」になれるコツを教えてもらいました。

 きれいに片付いて掃除が行き届いた部屋は、それだけで居心地が良いもの。1日の始まりと終わり、そして休日という大切な時間を過ごす場所は、できるだけすっきりと片付いていてほしいものです。

 ところが現実には、「いつも出しっぱなし・脱ぎっぱなし。リビングの床にはいつも物が散乱」「食事の準備は、テーブルを占拠しているプリント、テキスト類などをまとめてどかすことからスタート」というケースが少なくありません。部屋にものがあふれれば、体と脳にストレスがかかり、疲れた体を休めるどころかイライラが増幅することになってしまいます。

 何度言っても片付けてくれないから!とお怒りのママ・パパにまず考えてほしいのが、家の中の導線や収納スペースといった、物理的な理由を踏まえた「散らかる原因」です。

 「散らかる家、あるいは場所には、何らかの原因があるはずです。片付けても元に戻ってしまうのは、根本的に原因を見直す必要があります」(本間さん)。次のぺージの4つから、その原因を見つけましょう。

 子どもに、玄関の整理を任せられる仕組みは3ページ目で紹介します。

次ページから読める内容

  • そもそもなぜ散らかる?4つの理由と対策
  • 人間の心理に基づいて「片付けないと気持ち悪い」と思わせる
  • リビングでは遊ぶエリアを限定する
  • 動線ができれば動きたくなる
  • 理由に応じた適切なソリューションで子どもを動かそう

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