あえて「やらない」という選択肢を選ぶ

治部:実は先日、寝坊をしてしまいまして……。ハッと気づいたらもう8時。リビングには誰もいませんでした。私が寝ている間に夫が家事をしてくれていたようで、「自分ができないときは、同じ屋根の下にいる人がやってくれるんだ」と気づいたんです。自分は、今まで何もかも真面目にやりすぎていたのかもしれない、と。

 「この家事をする時間は私たちにはない、もう無理!」と諦めて、あえて見ないふりをすることもありますよね。私はざっくりと家事をするタイプなので、そうやって調整してストレスを軽減しています。

梅田:あえて「やらない」という選択肢を選ぶのは、共働き夫婦にとって想像以上に重要だと僕自身も家事をしていて思います。そのためにも、まずは夫婦で目線を合わせることが大切なのではないでしょうか。「家の中では最低限このくらいはキープしておきたいよね」という基準が合っていれば、家事の取捨選択が可能になり、一方ができなかったときにもう一方が補完する流れが自然に生まれます。床だったらリビングだけでもロボット掃除機を掛けられる状態だったらよし、とか、キッチンだと食器を流しに置かずに食洗機に片付けるまで持って行けたらよし、とか。一度夫婦で目線を合わせれば、その後は楽になると思いますよ。