「男性育休」はキャリアアップにも役立つ

治部:残念ながら、梅田さんのように育休を取得して家事や育児に専念できる男性はまだまだ少数派ですよね。積水ハウスが毎年発表している『イクメン白書』によると、過半数の男性が「育休を取ってみたい」と考えているものの、実際には大半の人が取得できていません。「育休を取得すると職場に迷惑を掛けてしまう」と考える男性が多いようです。

梅田:育休が自分自身のキャリアに対してプラスになり、会社の発展にもつながるということを、もっと多くの人が知るべきだと思います。例えばマーケティング職の場合、生活者の現状をリサーチするのは基本中の基本ですよね。もし育休を取得すれば、表面的に理解しているだけだった人々の生活を自分で経験できるわけですから、それまで気付かなかった感情の機微にまで目を向けられるようになります。

治部:書籍でも紹介されていた「さまよう部位」は、まさに生活者ならではの視点ですよね。鶏むねと鶏もも、どっちを買うべきか迷った経験のある男性マーケターはまだ少ないんじゃないかと……。

「さまよう部位」(同125ページ/(C)ヤマサキミノリ)
「さまよう部位」(同125ページ/(C)ヤマサキミノリ)