共働きのマネー戦略をアップデートせよ!
習い事や塾、私立の中高に進学するならその学費、そして大学費用。無計画にお金を使いすぎてはいけないと思いつつ、親としてできる限りのことはしてあげたい。新型コロナにより先行きが見えづらい今、「教育費」についてどのように考えればいいのでしょうか。
日経DUALの読者アンケート(2020年9月実施、有効回答数102人)によると、子どもが習い事をしているのは回答者の66.6%。習い事や塾(通信教育を除く)にかけている平均費用は下表のようになりました。さらに、保育園から大学までの教育費の想定は、平均1440万円という結果になりました(いずれも子ども1人当たりの金額)。
■塾(通信教育を除く)の平均費用…1万4317円
■保育園~大学までで想定する教育費…1440万円
自身も高校生と大学生の二人の子を持つファイナンシャルプランナーの坂本綾子さんは「コロナ禍で大きく収入が減り、収支が苦しくなった家庭は、塾や習い事を減らす、進学先を私立から公立へ見直すなどの必要があるかもしれません」と話します。
もし家計に余裕があったとしても、「未就学児のうちから習い事や塾にお金をかけすぎると、貯蓄が増えず、今回のコロナ禍のような経済苦境が再び訪れたときに家計に影響が出る恐れも。肝心の進学に必要なお金がたまっていない、親の老後資金も足りないという落とし穴にはまってしまう可能性もあるので要注意です」と坂本さんは話します。家計の中での教育費の優先順位をどう考えればいいのでしょうか。

そもそも一言で「教育費」と言っても、「大学の学費」と、「小学校~高校までの学費・塾・習い事代」とは、分けて考える必要があり、備え方も異なると坂本さん。では具体的にどう備えればいいのでしょうか? 次のページから見ていきましょう。
次ページから読める内容
- 教育費の準備のスタートは、大学費用をため始めること
- 早く始めるほど月々の積立額は少なくて済む
- 高校までの教育費、毎年の収入から出せる?
- 塾や習い事は子の適性を見つつ、無理のない範囲で
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