注目の教育法から学ぶ 甘やかしor子を尊重 線引きどこ?
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1子育てに自信を!迷いがち場面に見る、子を尊重する方法
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2視点を変えれば、子を見守るのに「我慢」は必要ない
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3ほめ方叱り方 「対話と傾聴」でフラットな親子関係に
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4子の質問には「回答」でなく「応答」 学ぶ意欲高める←今回はココ
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5自由な学校の「子を尊重する教育」で実感したこと
オルタナティブ教育も受験勉強も必要なプロセスは同じ
学びにおいて、子どもたちの好奇心や自立心、学びたい気持ちを尊重することは大切です。モンテッソーリ教育やイエナプラン教育などのオルタナティブスクールでは、知識をただ教え込むやり方ではなく、生徒自身が考えて答えのない問いに対する課題を解決することを促す探究型の学びが実践されてきました。日本の公教育でも、今年度からの新学習指導要領に「探究的な学び」が取り上げられるようになり、探究型学習が注目されています。
中学受験でも、適性検査型入試、アクティブラーニング入試、探究型入試など、単なる知識を問う問題ではなく思考力を問われる問題が増えています。「答えのない問い」が出され、そこに向き合う力が必要になっています。
「『探究』と『受験』は相反するように感じる人がいるかもしれません。しかし、実は本質的に学ぶために必要なプロセスは同じなのです」。そう話すのは、探究的な学びを実践している統合型学習塾「知窓学舎」代表の矢萩邦彦さんです。
「現状の中学受験については詰め込み学習になりがちと感じる面はありますが、扱う内容は良質な問題も多い。例えば受験算数に求められる“試行錯誤”は探究を通して地頭を鍛えるのにはとてもいいと思います。でも、中学受験をしなければ、それらを経験することができません。私は受験する・しないにかかわらず、そうした試行錯誤、考える経験は大事だと思っています」
どのようなプロセスによって、子どもの学びの主体性が育まれ、答えのない問いに向き合う力が身に付くのでしょうか。次のページから詳しく解説していきます。探究型入試を導入している中学校も紹介します。

次ページから読める内容
- 学ぶ意欲をかき立てる3ステップ
- 親子対話はフラットな目線で 正解がない話題がいい
- わが子に探究心を求めるのなら、親も何かに熱中する
- 探究型入試を導入している中学校の例
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