グローバル化が急速に進んでいます。わが子が社会に出るころには、同僚や取引先に外国人がいたり、海外市場を見据えて仕事をしたりするのが当たり前の世の中になっているはず。英語は今以上に必須スキルになることは確実です。中学受験で英語入試があったり、英検取得が受験に有利な学校も登場しています。今こそ子どもたちの将来を意識した英語教育を始めるとき! では、親はどうサポートすればいいのでしょうか。専門家に聞きました。

待ったなしの英語教育、学びのロードマップはどうつくる

小学校英語「嫌い」という子が出てくる。親は内容を知り家庭でフォローを

 高学年になると英語を教科として学ぶようになります。学校では、初めて英語を学ぶ子も、以前から英語を習っている子も一緒に授業をするので、「簡単でつまらない」と思う子が出てきてしまいます。子どもの言語獲得・発達が専門で、英語教育に携わっている玉川大学大学院名誉教授の佐藤久美子さんは「これは公教育では仕方がないことです。+αの課題を用意しておき、子どもに合った学びができることが望ましいのですが、その余裕がある先生はまだ少ないです」と説明します。

 しかし、今後中学進学や高校受験を考えると、「英語が嫌い」になってしまうのは避けたいところです。

 「簡単でつまらない」という子には家庭でのフォローが大切になります。学校で習ったスキット(寸劇)を、既習の単語や構文を使って応用させるなど、子どもがおもしろいと思うレベルに合わせるとよいでしょう。

 小学校の英語教科では4技能5領域(「聞く」「話す(やり取り)」「話す(発表)」「読む」「書く」)を伸ばすことが目的とされています。しかし実際には「読む」「書く」の内容や時間が十分ではないため、しっかりと力をつけるには家で補う必要があります。「このような状況を知った上で、高学年の子どもにどのような学びが必要かを親が考えていきましょう」


 家庭で英語力を育てていくには、子どもの発達段階に合わせて、いつ・どんなことを行うかという長期戦略を親が持つことが必要です。そこで佐藤さんに英語教育のロードマップを提案してもらいました。0歳から高学年までを5つの段階期に分けて、それぞれに行うべき課題を紹介します。5つの段階とは次の通りです。

【1】0歳~2歳半
【2】2歳半~年長
【3】低学年
【4】中学年
【5】高学年

 本記事では辞書を使い自分で学ぶ姿勢を育て、4技能をバランス良く伸ばすことが目標となる【4】(中学年)と【5】(高学年)の英語学習について紹介します。まずは該当する年齢からスタートして、難しいと感じたら、1つ前のステップに戻るとよいでしょう。

 親が関わるのは平日は1日10分でも構いません。休日は長めに時間を取りましょう。毎日続けて習慣化することが大切です。

英語学習の5段階ロードマップはこの記事で紹介

0歳~2歳半はこちらの記事で紹介!
■【上編】子への英語教育は5段階で考える まずは親子遊び

2歳半~年長、低学年はこちらの記事で紹介!
■【中編】幼児~低学年「ABCでお名前書けた」で英語に自信を

中学年、高学年はこちらの記事で紹介!
■【下編】中~高学年の英語 「辞書」フル活用で独習時間を増やす ←今回はココ

次ページから読める内容

  • 中学年は自分で調べて学び始める時期
  • 5段階ロードマップ【4】(目安は中学年) 
  • 高学年は4技能をバランスよく伸ばしていく。「読む」は洋雑誌、「書く」は日記を
  • 5段階ロードマップ【5】(目安は高学年)

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