グローバル化が急速に進んでいます。わが子が社会に出るころには、同僚や取引先に外国人がいたり、海外市場を見据えて仕事をしたりするのが当たり前の世の中になっているはず。英語は今以上に必須スキルになることは確実です。中学受験で英語入試があったり、英検取得が受験に有利な学校も登場しています。今こそ子どもたちの将来を意識した英語教育を始めるとき! では、親はどうサポートすればいいのでしょうか。専門家に聞きました。

待ったなしの英語教育、学びのロードマップはどうつくる

英語教育を習い事に「外注」して安心していない?

 英語教育の必要性を感じる多くの親が、子どもを幼児期から英会話に通わせたり、英語の動画を見せたりしています。しかしそこで聞かれるのは「効果を感じられない」という声です。

 英語教育起業家で、“グローカル”に活躍する子どもの学びをデザインする教育企業タクトピアの英語教育開発推進部長として、英語教育プログラムの開発を担当している嶋津幸樹さんはその理由について次のように話します。

 「多くの場合、そもそもインプットとアウトプットが圧倒的に足りていません。親御さん自身がマインドを変える必要もあります」

 嶋津さんは習い事に英語教育を「外注」して安心するのでは、いつになっても「効果を感じられない」という結果になるのではないかと懸念を示します。嶋津さんの教え子には、海外進学志向の生徒が多く、その親たちには共通するマインドがあるそうです。「英語教育は親のマインドで大きく変わります。また、家庭でできることがたくさんあります。それは英語が苦手な親にもできることです」

 留学や海外大進学などを視野に入れた子育てをするなら、英語教育においてどのような取り組みやマインドが必要なのか、詳しく聞いていきましょう。

未来を見据えて子育てする親に共通のマインドや行動
1 外注意識を持たない。わが子が幸せになるための英語教育を包括的に考える

2 外国語学習はラクではないと覚悟。目標は「1日のインプットの半分を英語に」

3 思考力、表現力、創造性を育てるために親子で双方向のやり取りを実践(母語でよい)

4 アウトプットは焦らない。「圧倒的な原体験」につながる場面をつくる
英語教育起業家の嶋津幸樹さん。プロデュースするオンライン英語プログラム「リンガハッカーズ」で、日本全国の子どもたちが国内外の憧れとなる大学生に出会い、共に英語を学ぶ場を作っている
英語教育起業家の嶋津幸樹さん。プロデュースするオンライン英語プログラム「リンガハッカーズ」で、日本全国の子どもたちが国内外の憧れとなる大学生に出会い、共に英語を学ぶ場を作っている

次ページから読める内容

  • 親が包括的に考えていれば「無駄だった」はなくなるはず
  • 今は圧倒的なインプットを。浴びるように英語を入れよう
  • 母語でよいので、子どもとの対話を豊かにする
  • 自発的な学びのために「英語を使いたい」という強い思いを持たせよう

続きは、日経xwoman有料会員の方がご覧いただけます

ログインはこちら
もっと見る