- (1)習い事 人生の糧になるも害になるも「やめ方」次第
- (2)ピアノ 継続的に取り組む姿勢が学力向上につながる
- (3)習い事1位の「水泳」 時間管理や図形問題も得意に? ←今回はココ
- (4)為末大 幼少期から運動に触れさせることの意義は
- (5)習わないもあり 脳の発達で考える習い事の優先順位
小学生がしている習い事1位
ベネッセコーポレーションが2021年6月に実施した調査で、「小学生が今している」「保護者がさせたい」そして「保護者がしていた」習い事3冠に見事に輝いたのが、水泳(スイミング)です。
特集2本目の記事「ピアノ 継続的に取り組む姿勢が学力向上につながる」で、東大生の2人に1人がピアノを習っていたことを紹介しましたが、同調査で東大生の習い事ランキングでも水泳が堂々1位を獲得。5人のうち3人以上の東大生が水泳を習い、その数値は子ども全体における水泳経験者の実に1.5倍以上に上ります。
小学生に限らず、保育園児や幼稚園児、0歳児から始めるベビースイミングもあります。もちろん、速く泳げるようになってほしいという願いはあるかもしれませんが、体全体を使う全身運動であることから、体力の向上や健康づくりなどを目的に水泳を習わせているケースも多いかもしれません。
でも水泳を習うメリットは、それでだけではないようです。スポーツバイオメカニクスが専門の日本女子体育大学学長の深代千之さんは「水泳の練習を積むことで、うまく泳げるようになることはもちろん、勉強面や生活面でも強みが生まれやすい」と話します。
では、どんな効果が期待できるのでしょうか。
・脳の○○する領域を活性化
・運動が苦手でも、練習すれば泳ぎは上達する