記者A 転職や起業、副業などがこの先にないと断言できる人はいないんじゃないか、という社会になりつつありますね。

記者C でも、属する組織の看板を下ろしたとき自分に市場価値があるのか。想像するだけで怖い……。「自分の看板」で働くためには、やっぱり仕事人脈が必要なのでしょうかね。

記者B 「いずれここではないどこかへ行きたい」と1ミリでも思うなら、外の世界にもちゃんと顔を向けて、願わくば人脈があるといいとは思います

工夫して着実に世界を広げているワーママたちに聞いてみよう

記者C とはいえ、現実的に時間がない……。

記者B 育休を上手に活用しているワーママは結構いますよね。育休の人向け講座で勉強しつつ人脈も広げる、みたいな。

記者A 確かに。でも、職場復帰すると、一気に時間はなくなりますよね。

編集長 もしかして、「時間がない!」と叫んでいる現状でも取り入れられる小さなテクニックがあるなら知りたいと思いませんか?

記者B 目の前のことに手いっぱいでも、工夫して着実に世界を広げているワーママは確かにいらっしゃる。

記者A 時間に制約があっても、人と「濃く」付き合う方法みたいなのがあるのであれば、知りたい。

記者C あと、いまいち活用できていなくてモヤモヤしているのがSNSでしょうか。SNSの「疲れない使い方」があれば知りたいところ。

記者B 焦る必要はないかもしれませんが、今知っておくのと、知らずに過ごすのとでは、「後の人生に大きな差が出る」という心構えやノウハウはありそうです。

記者A 子どもが小さい子育て繁忙期でも、人脈づくりの「種をまく」くらいならできるかも……。

記者C 「畑を耕す」くらいならできるかも……。

編集長 ということで、よろしくお願いします!

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 そんなこんなで、スタートした仕事人脈の特集。「子どもが小さいときも世界を広げる努力をしていましたか?」「実践していること、工夫していることを教えてください!」——。人とのつながりを仕事やキャリアに生かして、多方面で活躍する8人のワーママたちに、そんな質問をぶつけてみました。

 明日公開の2回目から、「達人ワーママの言葉」を紹介します。リアルに子育てと仕事を両立中で「今はムリ!」と思っている編集部員たちが、人脈づくりに対する思い込みを覆され、「ハッ」と目覚めた数々の言葉とは? ご期待ください!

取材・文/日経DUAL編集部 イメージ写真/PIXTA