リビングの進化形 ノウハウ30
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1家族時間が増加 リビングに自立心育む子のテリトリーを
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2収納は子の個性に合わせる トライ繰り返し改善を
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33歳から自分で支度 忘れ物も子が成長するチャンス
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4リビングで家族のつながり意識する 建築家6つの提案←今回はココ
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5子の興味・学びの幅広げる リビングに欲しいモノ8選
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6おうちで科学体験 ベランダ・お風呂で学びを豊かに
在宅勤務が増え、自宅に仕事専用の部屋が欲しいという人もいるでしょう。
設計士である手塚貴晴さんと由比さん夫妻は、「コロナで人と人とのつながりが希薄になる今、自宅での『つながり』を大切にするべきです」と話します。
手塚夫妻は世界的に評価の高い「ふじようちえん」(東京都立川市)をはじめとして、子どものための空間設計を多く手掛ける「子どもが育つ建物」の設計のプロ。「子どもは『親が見てくれている』と感じるから、新しいことに挑戦し、できることが増えていきます。子どもは何をするにも親に見てほしいのです。社会的距離を取ることが求められる今だからこそ、家庭内では家族の絆を意識しましょう。親のまなざしは、子どもに安心感を与え、『挑戦しよう』『頑張ろう』という成長につながります」(貴晴さん)
手塚夫妻も高校生の女の子と中学生の男の子を育てる親です。忙しい日々の中で、親子の絆を育むために、自宅のリビングや子ども部屋にいろいろな工夫をしてきたといいます。
次ページ以降では、手塚夫妻が考える、コロナの時代の共働きにふさわしいリビング・子ども部屋の6つのアイデアを紹介していきます。多くは手塚夫妻が自宅で実践してきたものです。


次ページから読める内容
- リビング本来の意味を取り戻そう
- 仕事している姿を子どもに見せる
- 子ども部屋の理想は「すぐ入れて、すぐ出られる」