一番多い離婚や別居のきっかけは

 「性格の不一致」がトップで、「モラハラ、DV」が続きます。そして、夫婦の数だけ離婚の理由があるのでしょうか、「その他」も多く見られました。自由回答欄では「ワンオぺ育児の不満」や、「夫への不満」も多く見られました。

ワンオペ育児に対する不満
「乳児時代に主人が育児をせず、また、育児に対する理解も示さなかったこと」(44歳、女性)

「夫に合わせた生活への限界、ワンオペ育児」(42歳、女性)

産後クライシス。ワンオペ。夫の転勤帯同に伴う退職」(34歳、女性)

「全部自分でやって、収入もあって結婚している意味がない」(42歳、女性)
相手への不満
「性格、価値観、モラハラ、さまざまなことがミックスしている」(44歳、女性)

「泣きじゃくるまだ小さかった息子の髪を引っ張ったのを見たとき」(42歳、女性)

「妊娠中の夫の不貞、ゲームばかりで子どもに興味なさすぎる」(42歳、女性)

「私の体調が悪いときにも何もしない。高齢になったときに放置されそうで頼りになると思えなくなった」(38歳、女性)

「セックスレスのため」(41歳、女性)

「夫が発達障害で部屋を片付けられないのが心底嫌になった」(40歳、女性)

「義兄弟家族からハラスメントを受けたり、夫側の親戚からの『女性は家庭にあるべし』といういう価値観を押し付けられると、結婚という形態が嫌になる」(40歳、女性)

ほかに
「夫が多忙につき会える時間がない、家事へのスタンスの違い」(33歳、女性)、「二人で共通の問題を解決できないから」(49歳、女性)。「義母の介護問題、夫の金銭問題」(47歳、女性)などさまざまです。

 「選択肢全部の積み重ね」(41歳、女性)という声もありました。

 これといった明確な理由が1つというわけではなく、いろいろな理由が複合して積み重なった結果ということが分かります。

 離婚を考えたことがある、もしくは現在、別居中や離婚調停中という人に、「経済面で、配偶者がいなくなっても生活できると思いますか」と聞いたところ、半数を超える56.4%が「はい」という結果に。