離婚を考えたことがない人は8人に1人

 結婚している人(477人)にこれまでに離婚を考えたことがあるかを聞いたところ、69.4%の人が「離婚を考えたことがある」、11.3 %の人が「離婚を考えて行動に移している」という結果になりました。

 逆に、「離婚を考えたことはない」のは12.8%。約8人に1人程度という割合です。それ以外の7人は何かしらのモヤモヤがあるということでしょう。

 今回の特集では夫婦関係を「風」に例えて、それほど目立つ波風もなくなんとなく結婚が続いている状態を「凪(なぎ)」と定義しました。そのときの、読者の「風の状態」を聞いてみました。

 一番多かったのが「凪」で37.5%でした。

 一口に「凪の状態」と言っても、「同居人のような関係」(43歳、女性)、「特に満足しているわけではないが、不満もない」(45歳、男性)、「お互いが相手に対して無関心な凪」(34歳、男性)、「暴風雨が過ぎ去って、晴れの日(離婚)を待っている状態」(46歳、女性)、といろいろな「凪」がありました。平穏な状態なのか、嵐の前なのか。いろいろな夫婦の風があるようです。

 そして、24.6%が「険悪な雰囲気の暴風雨」という結果になりました。「時折の強風や高波で転覆しそうになるも、都度夫婦で家事を取り直して乗り切り続けている状態」(38歳、女性)、「普段は凪だが、共稼ぎで家事負担や仕事のバランスがギリギリなので、ふとしたきっかけで暴発してゲリラ豪雨になる」(46歳、女性)

 夫婦の「空模様」は何をきっかけにどう変わるか、読めないものです。

 離婚を考えたことがある人、現在別居中や離婚調停中という人は385人でした。そのきっかけを聞きました。