時短ママの「キャリア迷路」脱出法
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1345人の悩める「時短ママ」がモヤモヤを吐露
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2時短勤務の落とし穴 職場に居場所失うことも←今回はココ
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5時短勤務の損得勘定 収入が驚くほど減ることも
今は育児に手いっぱいでも、10年後には親離れが始まる
育児をしながら働く社員向けに、短時間(時短)勤務制度を設ける企業が登場し始めてまだ10年程度ですが、今では、制度は広く浸透し、職場の理解もずいぶん進みました。
時短勤務は「定時より早くに会社を出ないと保育園のお迎えが間に合わない」「家族のサポートが全く受けられない」「体力面で不安がある」など、「フルタイム勤務しかないなら仕事を辞めざるを得ない」という社員を救済すべく生まれた制度。今では、「フルタイムで働けないこともないけど、制度があるから」と、とりあえずの利用もできるほど定着しています。
生き方や働き方は人それぞれ。制度を利用するかどうかは個人の自由です。とはいえ、もし組織で働き続けていくことを念頭に置いているのであれば、短時間勤務に伴う「リスク」を認識した上で、覚悟を持って制度を利用する必要があると言えそうです。
今回、キャリアの専門家や短時間勤務利用者(経験者)などへの取材などを通じて見えてきたのは、「戦略なき短時間勤務には、知られざる大きな落とし穴がある」という事実。「短時間勤務中は、やりがいのある仕事はできないかもしれない」「マミートラックに乗せられて、昇進が遅れるかもしれない」といった、見えやすい形のリスクは意識できても、5年先、10年先のイメージはなかなか持てないかもしれません。
ただ、今は親がいなければ何一つできない0歳の赤ちゃんも、10年たったら10歳。一人で出かけることもできる年齢となり、精神的にも物理的にも親離れが始まります。同時に、子どもにかかる教育費が増大し、老後のための貯蓄も意識しなければならない時期に差し掛かります。
「そのときになって切実に仕事を頑張りたいと思っても、もはや職場に自分の居場所はないということもあり得る」と、複数の専門家が指摘します。

短時間勤務を利用中、または「これから利用を検討している」人に向け、特に気を付けたい5つの落とし穴を次ページから解説していきます。
次ページから読める内容
- まさかの「最前線復帰」を命じられ、厳しいノルマに耐えられず退職
- 部署の統廃合で突然の「キャリア迷路」入り
- 昇進は必ずしも目指さなければならないものではない。でも…
- 真面目に頑張る人ほどはまりやすい時短勤務の「罠」
- 入学前の1年間の時間の使い方がカギに
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