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5社で働くデザイナーママ 8時間半勤務で年収3.5倍

「副業」を機に働き方が大きく発展。家事の外注費は月10万円に上るも、それを大きく上回る収入と経験・スキルを獲得


物価上昇が続く中、気になるのが家計防衛。近年、1つの企業などに勤めるのではなく、複数の仕事を手掛ける「副業」が広がりを見せています。しかし、子育て中の共働き家庭は、すでに子育てと本業で手いっぱい。子どもの教育費など将来の不安を抱えつつも、副業は難しいと感じている人は多いのではないでしょうか。副業に取り組む意義やメリットとデメリット、注意すべき点などを専門家や副業に挑戦してきたママ・パパの体験談を通して考えていきます。

家計が危ない? 共働き家庭の副業という選択肢

キャリアの幅を広げるため、入社1年目から副業

 中村彩子さん(29歳)は、2016年に新卒で入社したデザイン会社で1年ほど大手企業のIR(インベスター・リレーションズ)資料や採用パンフレットなどのデザインに携わった後、フリーランスのデザイナーとして独立。現在は5社で業務委託の仕事を掛け持ちしながら、プライベートでは3歳の娘を育てるママです。会社員時代に比べると、年収が3.5倍になったという中村さん。働き方を大きく変えるきっかけになったのが「副業」だったといいます。

 中村さんが副業を始めたのは新卒1年目だった16年。本業の傍ら、大学時代のインターンシップ先やその知り合いからの仕事を請け負っていました。当時はまだ副業をしている人が少なかったこともあり、中村さん自身も「インターンシップの延長のような、副業というよりも『お手伝い』の感覚が強かった」と言います。とはいえ、「将来仕事の幅を広げたい」「副収入を得たい」といった目的意識は持っていたのだそう。

 「副業を始めた当初は単発の仕事を請け負い、平日の本業を退勤した後や休日に1日2~3時間ほど在宅で作業し、月に5万円程度の報酬を受け取るというサイクルで回していました。副業の仕事は、本業と同様にデザイン関連のものではありましたが、幅広いスキルを得るために、バナー作成やウェブデザインなど、本業では経験できないような案件を積極的に請け負っていました。今思うと、副業はスキルアップの手段としてとても適していると思います」

 副業を続けているうちに依頼される仕事が増え、「より幅広い仕事に携わりたい」という気持ちが芽生えたことから、17年にフリーランスとして独立。2~3社の仕事を単発で受けるところから始め、今では5社から業務委託として継続的な仕事を請けるまでになりました。

 フリーランスとして独立して3年目に娘が生まれましたが、出産後、中村さんは仕事をセーブするのではなく、むしろ増やしたのだそう。中村さんの仕事へのモチベーションは実母の影響が大きいといいます。ただ、仕事に費やす時間は増やさず、「仕事は9時~17時半の8時間半以内に収める」ことをマイルールとして設定。実際に、17時半以降は娘と一緒に過ごす生活を貫きながら、年収を3.5倍にまで増やすことに成功しました。いったいなぜ、そのような生活を手に入れることができたのでしょうか。詳しく聞いていきましょう。

この記事で読める内容
●フリーの仕事が軌道に乗るまでは学童でアルバイトも。そこで得た経験が自身の子育てにも役立ち、さらに仕事が広がるきっかけに
●中村さんが新たに仕事を請け負う際に大切にしている判断軸とは

次ページから読める内容

  • 仕事を選ぶ際に、収入面以外での目的も重視
  • 時間を設定したほうが仕事ははかどる
  • 家事の大半は外の力を借りる

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