ウィズコロナ時代の「働き方、次の一手」
「本業の年収を上げることがいい」という価値観に疑問
家賃や住宅ローン返済など、住居に関わる支出は大きいもの。住居費をゼロにするため、発想を転換して「空間が働く家」を建てた共働き夫婦がいます。
1級建築士の高橋良弘さん(37歳)は、「本業の年収を上げることがいい」という従来の価値観に疑問を感じていたと言います。「年収が上がれば、拘束される時間が増え、家族と過ごせる時間は減り、プレッシャーやストレスは増えます」
そこで、自宅を建てる際に、副収入を生む仕組みをつくり、住居費をゼロにする戦略を立てました。工夫を凝らした結果、一戸建て住宅用の土地に立つ、地下1階、地上2階建てにもかかわらず、「賃貸収入とシェアスペースの副収入で、住宅のローン返済は毎月ほぼできています」と高橋さんは言います。
「住居費のために働かなくてよくなると、働き方の可能性は広がります」と高橋さん。副収入を生むこの家に住んだことで、高橋さん夫婦のキャリア観は一変。さらに、引っ越しして数カ月後に起きたコロナ禍で、副収入があることのメリットを改めて実感したと言います。
定期的な副収入を確保する考え方は、先の見えないウィズコロナ時代にも有効な、新たな働き方の戦略と言えます。肝となったのは、「私」と「外」の境目の思い込みを問い直した点。この発想の転換方法は、さまざまなケースで応用できそうです。「持ち家」「賃貸」とはまた違う、「空間が働く家」という第3の選択肢はどのように実現できるのでしょうか。そのノウハウについて、高橋さん夫婦らに次ページから詳しく聞きます。
次ページから読める内容
- 家族が不在となったリビングが「働き者」に変身
- 長女の進学で引っ越しを決めたことがきっかけ
- シェアに対しての夫婦の感覚は一致しているか
- コロナ禍で実感 副収入があることのメリット
- 夫婦の働き方に起きた大きな変化
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