共働き子育て中で毎日バタバタ。日々必死に生活を回しているのに、仕事は思うように進まないし、子どもに関しては心配ごとが山積み。いったい自分はどこに向かっているのだろう。こんなに余裕がない日々の中で、わが子はちゃんと育つのだろうか――。こんな風に、ついネガティブな気持ちになり、不安感や閉塞感から抜け出せないでいるとき、共働き子育ての先輩ママやパパの言葉に救われ、出口が見つかるきっかけになるかもしれません。今回、DUALでは、各界で活躍してきた先輩親の皆さまに取材。後輩親に伝えたい「本当に大切なこと」を教えていただきました。「正解は一つではない」こと、目の前の何気ない日常こそがいとおしく、大切にすべきものだということが分かるはずです。

共働き先輩親が伝えたい 「本当に大事」なこと&「後悔している」こと

子育てを理由に諦めていたら、子どもたちの人生も狭めていた

 「今年の3月に助産師の資格を取得し、春から病院で助産師として働いています。今年で44歳ですが、助産師としては1年目の新人です。お産は夜が多いので、夜勤もこなしながら、フルタイム勤務で助産師としての経験を積んでいるところです」

 こう話す敦子さんは、モデル・タレントとして活躍してきた5児の母。女性ファッション誌やCMなどで活躍し、人気を博す中、26歳で結婚。以来、5人の子どもの出産・育児とモデルの仕事を両立させてきました。5人の子どもは、上から高校3年生、中学3年生、中学1年生の双子、そして小学校3年生。40歳で離婚をし、現在シングルマザーとして5人の子どもを育てています。

 そんな敦子さんが自身の子育てを振り返り、「やってよかった」と思っているのは、助産師になるために、38歳で看護学校に入学し、キャリアチェンジに挑戦したことだと言います。

 5人の子どもを育てるだけでも手いっぱいな毎日。その渦中で勉強、資格取得に挑戦した敦子さん。「忙しい子育て期だから無理」ではなく、「それでもどうしたらできるかを、考えながらやってみたい」と大きな挑戦をした背景には「人生を後悔したくなかった」という思い、そして「やりたいことがあれば何でも挑戦すればよい」というメッセージを子どもたちに伝えたかったという、親としての思いがあるのだそう。

 そんな敦子さんに、5人の母としてめまぐるしい毎日を送る中で大事にしてきたことや、今まさに経験している、中高生の子どもたちの「子離れ」について思うことを聞きました。

敦子さんの人生
大学時代:モデルデビュー
26歳:結婚、長男誕生
28歳:次男誕生
30歳:双子の3男と長女が誕生
35歳:4男誕生
38歳:看護学校入学
40歳:離婚
42歳:看護師資格取得、看護学校卒業→助産師学校入学
44歳:助産師資格取得、助産師学校卒業→助産師として病院に就職
【5児のママ、敦子さんの子育てから学べること】

・毎年恒例の家族イベント「富士山登山」が家族にもたらしたものは
・子どもが5人いても、工夫次第で一人ひとりとの時間はつくれる
・新しいキャリアに挑戦できた背景に、「子どもたちはいい子に育っている」「親として頑張ってきたことが実を結んでいる」という自己肯定感
ほか
今年の3月に助産師学校を卒業した敦子さん。現在、5児の子育てをしながらモデル、助産師として働いている
今年の3月に助産師学校を卒業した敦子さん。現在、5児の子育てをしながらモデル、助産師として働いている

次ページから読める内容

  • 背中を押したのはタンザニアでの経験
  • 「できないからやらない」と思っていたら後悔していたはず
  • 富士登山で育んだ自信と家族の絆
  • 子どもが5人いるから頑張れる
  • あの子が見ている景色は、私のものではない
  • ポジティブ思考が5人の育児を可能に

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