過熱する中学受験を回避したい、地元の小学校とは違う教育環境で過ごさせてあげたい……。これまで「専業主婦家庭のためのもの」と思われていた「小学校受験」に、共働き家庭が挑むケースが増えているといいます。とはいえ、いわゆる「お受験」は、本当に共働き家庭でもできるものなのでしょうか? 本特集では、 そもそも小学校受験をする必要があるのか、ないのか? を知るべく、小学校受験のメリット・デメリット、受験塾や入学後のお金事情、お受験の内容、共働き家庭にお勧めの私立・国立小学校について、専門家や経験者を徹底取材しました。

する? or しない? そもそもできる? 共働き家庭の「小学校受験」

「2月までが冬、3月からが春」と教えることへの迷い

 DUALの編集部員Aは、おととし息子の小学校受験準備を始めたものの、半年で小学校受験からの撤退を決断しました(詳細は上編記事「する、しないの前に知りたい共働きお受験のハードルは?」参照)。編集部員Aが、受験準備を進める中で最も抵抗を感じたのが、下記のようなことでした。

多感な時期の子どもに1つだけの「正解」を教えることに納得がいきませんでした(編集部員A)

「受験勉強では12月から2月までが冬、3月から5月が春。梅は冬の花、桜は春の花などと決まった形で暗記をします。ですが、実際には梅は2月から3月にかけて咲きますし、季節は3月から突然春になるのではなく、徐々に移ろっていくものです。多感な時期の子どもにはそうした移ろいこそを感じてほしいと思う中で、『梅は冬でしょ』などと指摘し1つの型を教え込むことに抵抗を覚えました」(編集部員A)

 これに対し、「受験勉強を進める上で、Aさんのようにいろいろと思うことや迷いが出て来る人もいるかもしれません」と話すのは、元幼稚園・小学校教諭で、現在心理学とコーチングを使ったアプローチで多くの子育て相談に応じている東ちひろさんです。

 一方で、小学校受験大手、伸芽会教育研究所所長の飯田道郎さんは「合格できる家庭には、共働きかどうかにかかわらず、共通項がある」と話します。

 次のページから受験中に親が迷った時や、苦しくなったときに心がけるべきことのほか、合格する家庭の共通項について、東さん、飯田さんにそれぞれ聞いていきます。

次のページから読める内容

・受験そのものに迷いを感じた時はどう立ち止まればいい?
・合格する家庭は何が違う?
・子の成績が伸びないのは、「自分のせい」だと感じたら?

次ページから読める内容

  • 受験で暗記や指示通りの行動を強化する中できること
  • 合格する家庭の3つの共通項
  • 心配な時ほど親子はつながる
  • 合格でも不合格でもあなたなら大丈夫

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