アンケートでは不登校の悩みについても聞きました。「コロナ休校がきっかけで不登校になってしまった」という声もいくつか寄せられました。

Q不登校の原因と対策・効果は?

●今年の4月に小学校に入学し、環境が変化し、学校へ行きたくないと言う毎日。あまりにひどく嫌がる日は、遅刻や欠席する日も。新しいお友達が話しかけてくれて、仲良くなるチャンスがあっても聞こえないふりや下を向いて小さな声で返事をする。もともと環境に慣れるのに時間がかかる。過度の人見知りで、慣れない場での母子分離に対しとても不安を感じている様子(33歳/女性/子どもは年少と小1、悩みは小1の子どもに対して)
→どんな対策をした?
落ち着いているときに本人の気持ちを聞き、親子で話をするようにする
→効果は?
3:何ともいえない

●知らない人や場所に対して敏感で、慣れるまで時間がかかり、私の足にしがみつき離れない。今はまさに長期休業後の学校が怖いと言って、玄関で渋り、学校へ行くと校門で先生の顔を見ると逃げ出す。行ったら行ったで勉強はやれるのに……(44歳/女性/子どもは小1)
→どんな対策をした?
担任の先生と話をしたり、仕事時間を短くしたりしている。母子分離がされてないのも要因と思い親戚の家に何日か預けることも
→効果は?
2:あまりない

●給食で吐いてしまい、友達に「もうそういうことやめて」と言われてから(39歳/女性/子どもは小1と小4、悩みは小4の子どもに対して)
→どんな対策をした?
認めてあげ、つらいときは子どもの話をしっかり聞いてあげる時間をつくる。私自身がつらくなったら私がカウンセリングに行く
→効果は?
3:何ともいえない

●「給食の食器が嫌」と不登校になった(45歳/女性/子どもは小3と中1以上、悩みは小3の子どもに対して)
→どんな対策をした?
マッサージやカウンセラーへの相談
→効果は?
3:何ともいえない

●直接きっかけとなったのは、集団登下校の際にトラブルがあり、先生から自分だけが叱られ納得できなかったことでした。それによって、今までため込んできた心の中のものが一気に噴出したような感じがします。特に厳しい父親に対する反抗心が出てきました。理由はそれだけでもなく、父親がなるべく叱らず子どもに寄り添うように態度を変えても、週に1、2回は登校できません(42歳/女性/子どもは小5)
→どんな対策をした?
自分で何時に何をやるか決めさせる。なるべく冷静に声をかける。声をかけてダメなときはいったん引いて少し時間を置いてから再度声をかける。まず子どもの興味のある話をしてから本題に入る
→効果は?
3:何ともいえない

 アンケートでは、効果を感じた感じないにかかわらず、悩みながらも子どもへの声がけや接し方を工夫したり、子どもの気持ちが前を向くよう寄り添ったりする親たちの姿が見えてきました。