わが子が突然「今日は学校に行かない」と言ったらどうしますか? 子どものことが心配なのはもちろん、共働きの親には「仕事はどうしよう」という仕事の悩みもあります。そこで、子どものタイプ別対応策について不登校の専門家を取材しました。不登校体験者の思いや、夏休み明けに向けてのメッセージも発信します。

子どもの行き渋り・不登校、親の困りごととは?

 子どもの行き渋りや不登校を経験した親の中には、「自分の子が学校に行けなくなるなんて想像もしていなかった!」という人が少なくありません。

 できることなら復学に導いてあげたいけれど、何をどうすればいいのか分からず、本当のところは親もパニック…というのが本音かもしれません。そこで、今回は、親が直面するであろう悩みを、以下のように時系列でピックアップしてみました。

【親が直面すると予想される迷いや悩み】

 「学校へ行かない・行けない・行きたくない」、そうした子どもの気持ちに、親はどのように向き合っていけばいいのでしょうか? これまで1000人以上の不登校の子どもに復学支援を行ってきた一般社団法人家庭教育支援センター ペアレンツキャンプの水野達朗さんに聞きました。

Q1 子どもから「学校に行きたくない」と言われたら、親はどう対応したらいいですか?

A まずは、お子さんの話を聞いてあげてください。場合によっては、子どもだけでは処理できないレベルの理由が隠されていることもあります。ただし、それには…→(続きは2ページ目で解説!)


これ以外の質問は以下の通りです。

Q2 学校に「行かせるor行かせない」はどう判断すればいいですか? また、年齢や学年によって対応は変わりますか?

Q3 子どもが一人で登校するのを嫌がります。「母子登校」「保健室登校」でもいいですか?

Q4 このまま仕事を続けていてもいいのでしょうか?

  →(続きは3〜4ページ目で解説!)