子どもが大人になったとき、幸せな人生を過ごしてほしいと誰もが願うでしょう。中でも「仕事」は人生を大きく左右する要素です。高い壁にぶつかったとき、大きな挫折を味わったとき、どうやって向き合い、乗り越えてきたのか。そんな“親の背中”を見せることが、子どもの仕事観を育むのではないでしょうか。ビジネスやスポーツの分野の最前線で活躍する親たちに、その紆余曲折や七転八倒の体験、そして「子どもに伝えたい仕事哲学」「確かに伝わった瞬間」について語ってもらいます。

子に伝える それでも、「仕事が好き。」

 毎日地道にコツコツと働いている私たちママ・パパにも、子どもに伝えたい仕事エピソードや仕事からの学びはあるはず。日経DUALのアンケートで、読者の皆さんが、どのような仕事哲学や子に伝えたいメッセージを持ちながら働いているのか、生の声を紹介しましょう。

本アンケートは2019年7月5日~8月8日実施。回答者100人。内訳は女性が62.0%、男性が8.0%、未入力が30.0%。就業形態は正社員が68.8%、公務員が10.4%、パート・アルバイトが4.2%、経営者、派遣社員が3.1%、フリーランスが2.1%でした。

みんなが働く理由とは?

 今回の読者アンケートで寄せられた、「子どもにどうして働くの?」と聞かれたときに答える一例です。

 「労働、納税は国民の義務というのもあるし、厚生年金のためでもある。母として家に居続けるのは、私には向かないから、母以外の存在意義も欲しい。何より、お金がもらえるのは、手っ取り早く頑張れる。そして、お父さん(夫)にも、家事育児してほしいから、お母さんも働く」(33歳、女性 子どもは1歳と5歳)という現実的な声もありました。

 もちろん、生活を維持するためには働かなければなりません。しかし、アンケートで「仕事に喜びや意義は必要だと思いますか?」と聞いたところ、89%、約9割の人が「はい」と回答しました

 育児しながら共働きを続けることは、お金を稼ぐためとは言っても、楽なことではありません。あまりにも自分の時間がなくて限界までストレスをためたり、時にはすべてを投げ出したい衝動に駆られたりすることもあるでしょう。それでも働き続ける理由は、労働の対価としてお金だけでなく、それ以上に得られる「喜びや意義があるから」。皆さんの、仕事が好きな理由や、仕事を好きだと感じる瞬間を紹介します。

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