仕事でピンチや挫折を感じた経験は?

 今回の特集ではインタビューした方々に「仕事でのピンチや挫折」についても伺いました。乗り越えたという人もいれば、そうしたことは感じたことがない、という人も。読者の皆さんは、社会人生活の中で仕事でピンチや挫折を感じたことはあるのでしょうか。

  86.5%の人が、仕事でピンチや挫折の経験があると回答。どのようなピンチや挫折があったのか、具体例を紹介します

■復職後のトラブル

「育休復帰後、仕事の感覚を忘れてしまって、大失敗をした。担当を変えてほしいと言われ落ち込んだが、仕方がないぐらいの失敗だった」
「2年間医療現場を離れてから現場復帰した際は、自分の現場感覚の鈍りにあぜんとして、ピンチだと感じました」(38歳、女性)
「30歳のとき、ウェブサイトのマーケティング企画職として職場復帰。育休明けに振られた、あるウェブページの改修のディレクションの仕事が本当に大変だった。育休の間に、関連他部署の要人が退社&新規入社で総入れ替えし、育休前と会社全体の仕事の進め方・承認の得方などが変わっていて進行にかなり手間取った。子どもは保育園入園したてで体調を崩しがち、私も乳腺炎になって高熱の中、死ぬ思いで乗り切った仕事だった」(属性未記入)

■職場の雰囲気

「パワハラを受けた。育休復帰後に『毎日定時で帰るとは、仕事をしてない。若い職員のほうが仕事している』とことあるごとに言われたときはつらかった」(属性未記入)
「会社が大型合併をしたことで、ガラリと雰囲気が変わった。本部長であった合併先の新しい上司の出世欲の強さ、ガツガツしたところについていけずにいたところ、同じく合併先にいた同期が突然私の上司として部長になり、挫折感を味わった。しかもそのことを初めて大勢いる前で告げられ、泣くに泣けなかったという経験がある。会社に行きたくなくてどうにかなりそうだった。それから半年後に転職した」(属性未記入)

■社会人になりたての頃

「海外で駐在しているとき、急きょ、上司が行く予定だった売り込みのプレゼンに私が行くことになり、急いでプレゼンの内容を理解し、英語で練習し、出てくる想定質問に対する回答を作成し、どうにかプレゼンを終了したこと。まだ29歳だった私の初の試練だった」(46歳、女性)
「28歳くらいのとき、希望して異動した購買部での初めての大きなプロジェクトで、交渉がうまくいかず、社内外からエスカレーションされ担当を降ろすべきか検討されたとき」(37歳、男性)
「30代は、自分が分からないということが分からなくて苦しかった。今でも、お客様のお金をいただいて作っているのに、間違った発注が通っていることに気が付いた時や、構造計算のミスなど。ぞーっとします。たった、1本の線の重みに今さらながら仕事の重要性を思い知ります」(属性未記入)
「30代後半、新規部署で周囲の理解も人も予算もない中、上からの期待や実績へのプレッシャーが大きかった」(41歳、女性)

 中には「現在ピンチの真っ最中です」「ありすぎて書けない」という意見もありました。そんなピンチを乗り越えて、子どもに伝えたい声を教えてもらいました。