仕事が好きな理由や、好きだと感じる瞬間

 仕事が好きと感じる理由や瞬間は、読者アンケートでは大きく3つに分けられました。

・達成感/自分の成長
・他者の役に立っている(社会貢献)
・第3の居場所

達成感/自分の成長

「年齢を問わず、学び続けることによって、人間は成長していけると思うので、教育を支える仕事にやりがいを感じる。学生たちが、社会に巣立っていく姿を見ると、とてもうれしい。社会人の学び直しも増えている」(教師)
「開発なので、世の中にないものを作っている、というやりがいは感じます」(37歳、女性、素材)
「決して自分の名前が表に出ているわけではないが、一部でも自分が携わり完成されたものを見たとき」(34歳、女性、卸売・小売業・商社)
「常に未経験のことに遭遇し、それに対応していく過程が面白く、好きだと感じる」(46歳、女性、放送・広告・出版・マスコミ)
自分の考えた方法や作った製品が役に立ったとき。また、難しい内容の事柄が突破できて、自分の成長を感じられたとき」(43歳、女性、卸売・小売業・商社)
「仕事は生きていく手段であるが、達成感を得られるとうれしいものである。また仕事がなかったら、仕事をしなくてもいい人生だったら、ストレスや緊張感がなくなり、つまらない人間になりそうである」(47歳、男性、その他製造)

他者の役に立っている(社会貢献)

「リハビリの仕事をしているので、患者さんの状態が良くなったり、ご家族が喜んでくださったりしたときに喜びややりがいを感じます」
人の役に立っていると思えるとき。自分が開発した製品が店頭に並んでいるのを見たとき」(40歳、女性、電子・電子機器)
「誰も議題に挙げない当社のボトルネックに気が付き、ヒアリングや数値で可視化し、自身でハンドリングしながら対応策を協議し、解決したときの達成感が好きで仕事をしている。大抵ボトムルックでは担当者が困窮していることが多く、感謝されたり次の仕事で信頼感のあるやりとりができるとうれしさを感じる」(50歳、女性、金融・証券 ・保険)
「医療専門職ならではと思うが、人を助けられるとき」(42歳、男性)
「お客様でも社内の人でも、とにかく人に認められた・感謝された・役に立った、と感じるとき。売上が大きく伸びたとき」(47歳、男性、卸売・小売業・商業)
「ずっと続けてきた仕事のスキル停滞を回避し、継続して技術の向上を図っていくためには働き続けることが一番有効だと育児休暇を経験して長期間休んだことで実感しました。自分やチームで作り上げたサービスが結果として評価され、サービスを利用する方々に感謝される充実感を経験すると母や妻以外の自分自身を認めてもらえている気がします。給与ももちろん大切ですが生きがいにもなっていると思います」

第3の居場所

妻、母として所属するコミュニティー以外に所属するコミュニティーを持つのは重要だと感じています。働いた分の報酬が得られるし、達成感ややりがいも感じられる。経済的、精神的な満足を得られるから」(36歳、女性、地方公務員)
社会と通じている部分があり、子どもたちにも仕事を通じて得た経験や情報を提供できるのと、自分で稼いでいるので好きなものを買えること。社会や企業に貢献できていると仕事を通じて実感することもできる。また、仕事仲間とのランチでの会話が楽しかったり、子育てのことや家庭の悩み、いろいろ話せる仲間がいてくれることも仕事が好きな理由です」