子に伝える それでも、「仕事が好き。」
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6読者100人アンケート「それでも仕事が好き。」の本音
共働き育児は、決して楽なことではありません。泣いてグズる子どもを保育園に置いて仕事に行ったり、あまりにも自分の時間がなくて限界までストレスをためたり、時にはすべてを投げ出してしまいたい衝動に駆られることもあるでしょう。それでも、私たちは働きます。それはただ生活するためだけでなく、自己実現や自分の成長であったり、お客さんの笑顔のためであったりするでしょう。そして、仕事に対して前向きに、誠実に、懸命に取り組む姿は、きっと子どもにも伝わるはずです。
リニューアル第1号となる「子に伝える それでも、仕事が好き。」特集第1回は、1998年長野オリンピックスピードスケート女子500m銅メダリストの岡崎朋美さんが登場します。岡崎さんは2010年に出産し、「娘をオリンピックに連れて行きたい」と育児をしながら練習を再開。2014年ソチオリンピックへの出場を目指しましたが、惜しくもかないませんでした。「それでも私が挑戦した理由」について、岡崎さんに聞きました。

挑戦する姿を娘に見せられた
「ママ、よくがんばった!!」
出産後のオリンピック出場という、スケート選手としては誰も成し遂げたことのない夢を追い、2014年ソチオリンピックを目指して奮闘した岡崎朋美さん。最終的に代表選考会で6位に終わったとき、当時3歳だった長女・杏珠ちゃんが叫んだのがこの言葉だった。
「私が滑っている映像を見て、終わったときにそう叫んだそうです。後でそのことを聞いて、泣いてしまいましたね。当時は娘をオリンピックに連れて行くことが目標で、それは結果的にかないませんでしたが、挑戦する姿は見せられたのかなと思います。娘も何か感じてくれていたようで、それはうれしく思っています」
子どもを育てながらオリンピックを目指すということには想像以上の難しさがあったが、後悔の念や子どもを産まなければというような思いは一切なかったという。「むしろ壁にぶつかるとテンションが上がる」と岡崎さんは笑う。
岡崎さんは2007年11月に36歳で結婚。バンクーバー冬季オリンピック大会に出場した2010年に長女・杏珠ちゃんを出産し、そこから3年計画で6大会連続のオリンピック出場を目指した。
出産後にオリンピックに出場したスケート選手は、当時も今も皆無。周りからは「無理だ」という声ばかりが聞こえてきたが、岡崎さんは「そんなことは、やってみなくちゃ分からない」と反骨心を抱いていた。

岡崎朋美さんに聞いた「私の仕事哲学」
●子どもに「仕事に行かないで」と言われたら?

●人生最大の挫折は? どうやって乗り越えた?

●あなたにとって「仕事」とは? 漢字一文字で表してください。


次ページから読める内容
- 周りに「無理」と言われ続けたオリンピック出場に挑戦
- ホテル暮らしに娘を同行。夫も週末には遠征先へ応援に
- 娘の「ママ、がんばった!」は今でもジンとくる
- つらいときは「悲劇のヒロイン」になる
- 人と触れ合いながら、スポーツの楽しさを伝えたい
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