生活の中で触れる文書は多様化し、デジタル空間にも広がり、「読解力」の定義や教育方法は、どんどん変わっています。子どもたちは、どのような「読解力」を伸ばせば、これからの世の中で豊かに学び、働き、生きることができるのでしょうか。AI時代に必要な力や、幼児から家庭で取り組める習慣、読解力重視の傾向が強まる中学入試に備えるヒントなど、読解力について多角的に迫ります。

子の読解力を伸ばしたい

言葉の力、論理力、読解力を育む方法は?

 対面でのコミュニケーションが減るウィズコロナの暮らしでは、言葉で考え、伝える力、読み取る力がますます重要になります。そのような力はどうやって身に付ければよいのでしょうか。いわゆる受験塾とは異なる国語専門塾の授業に、家庭学習のヒントをを探りました。


 東京の工藤順一国語専科教室では、論理的に考えて言語で物事を描写したり、自分の意見を主張したりできる子どもを育むことを目的に授業を行っています。授業の主軸においているのは作文です。2016年に亡くなった創設者の工藤さんの理念を継ぎ、教室を運営している運営本部の瀬戸隆文さんに話を聞きました。

次ページから読める内容

  • 言葉で考える力が身につく作文。すべての教科の基礎になる
  • マンガの描写を通して言葉の使い方、文章の形を覚える
  • 説得力のある意見文を書くには、じっくり考える時間が必要
  • 頭の中を整理整頓し、文章にすることで思考が構築される
  • パラグラフ・ライティングを使い短い意見文を書く
  • クリティカル・シンキングを取り入れ長文を書く
  • 1~2年生は創造力を使って物語を体験させる
  • 具体例のある語りかけで語彙を増やす
  • 書き言葉の世界に没頭することが大切
  • 1冊の本を論理的に分析しながら読む経験をさせよう
  • 物事を相対化する視点が身に付くディベート
  • 言葉を使って伝える技術をウィズコロナの暮らしに役立てよう

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