もうすぐ、待ちに待った夏休み! コロナ禍で旅行の計画が立てにくく、「まだ何の予定もない」という家庭も少なくないでしょう。それでも充実した思い出の夏にするために、ぜひ提案したいのが、短期の習い事&個別指導や近場の自然体験などを通じて「〇〇ができるようになった!」という達成感を味わわせてあげること。数日~数週間で達成感を味わえたら、親子にとって自信になるはず。遠出できなくても、この夏を楽しく、有効に過ごすための「楽しい・近い・短い」習い事や体験を紹介します(東京都に緊急事態宣言が再び発令されました。状況に応じて、密にならない場所や時間帯を選ぶなどして感染対策に留意しましょう)。

「楽・近・短」習い事&体験のススメ

 小学生の子どもたちに大人気の『ざんねんないきもの事典』(高橋書店)で、動物たちの知られざる生態を楽しく伝えている、動物学者の今泉忠明さんに上編、中編、下編の3回にわたって話を聞くこのシリーズ。下編の今回は、中編に続き、「視点を変えた」自然体験や、子どもの興味・関心を伸ばす親のコツ、声かけのヒントなどについて話を聞きました。

 子どもたちの健やかな成長のためには、外に出て体を動かしたり、自然体験をしたりすることが欠かせません。密にならない場所や時間帯を考慮しつつ、可能な範囲で、今泉さんのアドバイスをぜひ実践してみてください。

上編 3歳児と富士山登頂 動物学者「体験最重視」子育て
中編 夏の自然体験 最も大事なのは「子が主役」の意識
下編 今泉忠明 「親らしさ」よりも「仲間感覚」を大切に ←今回はココ
動物学者の今泉忠明さん。近著の『あえるよ! 山と森の動物たち』(朝日出版社、共著)では、日本の山や森の動物についてのエピソードを描いた
動物学者の今泉忠明さん。近著の『あえるよ! 山と森の動物たち』(朝日出版社、共著)では、日本の山や森の動物についてのエピソードを描いた

 父親が動物学者だった今泉さんは、小学生の頃からネズミの標本を作る「お手伝い」をするなどさまざまな自然体験をして育ち、やがて親になった後は、息子が小さい頃から親子で富士山登頂に挑むなど一緒に多様な自然体験をして育て、結果的に息子も動物学者になりました。

 三世代動物学者である今泉さん一家のような自然体験をまねするのはなかなか難しいかもしれませんが、ハイキングや身近な公園などの近場で自然体験するときに、その要素を取り入れてみるのはいかがでしょうか

「興味・関心を伸ばしたい!」 親ができる3つのコツ (1)「ちょっと背中を押す」声かけを意識 (2)子どもを主役にする日をつくり、時間割を考え、ペースを合わせる (3)「親らしさ」よりも「仲間感覚」を大切に←今回はココを解説  近場でできる! 「視点を変える」自然体験 (1)「拾う」「集める」からつなげて広げる (2)「夜」を体験することで視覚以外を鍛える←今回はココを解説 (3)都会の近場の公園でも緑があれば……←今回はココを解説

次ページから読める内容

  • 一緒に調べることのメリットとは
  • 聴覚や嗅覚を働かせる状況をあえてつくる
  • 緑がある限り、必ず自然体験はできる
  • 「楽しく理解する力」を付けるために必要なこと

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