もうすぐ、待ちに待った夏休み! コロナ禍で旅行の計画が立てにくく、「まだ何の予定もない」という家庭も少なくないでしょう。それでも充実した思い出の夏にするために、ぜひ提案したいのが、短期の習い事&個別指導や近場の自然体験などを通じて「〇〇ができるようになった!」という達成感を味わわせてあげること。数日~数週間で達成感を味わえたら、親子にとって自信になるはず。遠出できなくても、この夏を楽しく、有効に過ごすための「楽しい・近い・短い」習い事や体験を紹介します(東京都に緊急事態宣言が再び発令されました。状況に応じて、密にならない場所や時間帯を選ぶなどして感染対策に留意しましょう)。

保育園児と小学生を育てる編集部員の悩み

 例年なら、夏は国内旅行や海外旅行、サマーキャンプなどに出かけていた人も少なくないでしょう。夏休みは単に休むだけでなく、保育園や学校だけでは味わえない、「特別な体験」ができる貴重な機会です。しかし、コロナ禍で、今年も遠出する計画は立てづらい状況が続いています。そんな状況でも、充実した夏休みにするには、どのように過ごせばいいのでしょうか? 保育園児と小学生の子を育てる編集部員3人による編集会議の様子をお伝えします。

漫画や動画漬けになるのではないか

編集A 今年の夏休み、どう過ごすか悩ましいですよね。旅行の計画も立てづらいし、人の多い場所には行きづらくて……。

編集B 小2の長女は毎日学童保育へ行く予定ですが、もう既に「夏休みが毎日学童なんて嫌だ!」と言われてしまっています。学童に行かない日をつくるとしても、暑くて外遊びがしづらいし、何より親が忙しくて面倒を見られないので、漫画や動画漬けになってしまいそう。3歳の次女は保育園に行きますが、何も思い出が残らないまま夏が終わってしまうのは嫌だな、とちょっと心配です。

編集C 子どもだけで参加できるサマーキャンプや、博物館の体験イベントなどは徐々に再開していますが、募集人数が限られていたり、人気のイベントはあっという間に埋まってしまったりして、なかなか思うように申し込めない。貴重な低学年の夏休み、本当ならたくさんの体験を積ませてあげたいのに、ちょっと気の毒です。

編集A 遠方への旅行やレジャーは難しくても、自宅や近所で楽しんで取り組めて、何かを残せるような充実した体験はできないのかな?