近所の公園や自然遊びを、かけがえのない「体験」に

編集C 「習い事の種まき」のやり方については、YESインターナショナルスクールの校長でサイエンス作家の竹内薫さんにお話を聞けそうです。ご自身の娘さんにも興味の幅を広げる「体験」をいろいろさせてあげてきたそうですよ。

 また、『ざんねんないきもの事典』(高橋書店)の監修者で動物学者の今泉忠明さんも、夏休みには息子さんとさまざまな自然体験を積んできたそうです。ハイキングや近所の公園で子どもの意欲を引き出すために「ちょっと背中を押す」とか、親が「駆け引き」を仕掛けることが大事なのだそうです。

画像はイメージ
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編集B 遠出しづらい今、近所の公園や自然遊びを、かけがえのない「体験」につなげられたらいいですよね。

編集A あとは、夏に自宅でできる体験と言えば「読書」でしょうか。未就学児の親御さんからは、「読み聞かせをしたくても子どもがじっとしていられない、すぐに飽きてしまう」といった悩みを聞きますし、小学生の親御さんからも「本をなかなか読んでくれない」という声をよく聞きます。

編集B 小学生には読書感想文の宿題も出ますしね。未就学児から小学生まで、どうしたら本を好きになり、前向きに楽しんでくれるのか、ヒントが知りたいですね。

習い事の「種まき」やスタート時の注意点について、竹内薫さんにインタビューした内容は特集3本目で紹介。また夏休みに近場でできる親子の自然体験について、動物学者の今泉忠明さんにインタビューした内容を特集5本目で紹介します。さらに特集6本目では、子どもの本への興味を高めるための、読書や読み聞かせのヒントを、心理学者の榎本博明さんに聞きました。

 遠出できなくても、楽しく、近場で、短期でできる習い事や体験を組み合わせれば、「〇〇ができた!」という達成感を味わうこともでき、親子にとって充実感ある夏になるはず。7月から始まる特集を、ぜひご活用ください。

構成/久保田智美(日経xwoman DUAL)