AIの発達や社会情勢の変化で、将来の先行きが不透明です。そうしたなかでプログラミングやSTEAMなど、親世代にはなかった理系教育のキーワードが注目され、子どもに理系教科に強くなってほしい願う親は少なくないでしょう。

そもそも算数や理科などの理系教科が強くなることで、どんなメリットがあるのでしょう。また、文系両親のもとで理系脳の子どもを育てることはできるでしょうか。未就学児のうちはもちろん、小学校高学年からでも間に合う、子どもの理系思考を育むための家庭の習慣や、親子で楽しめる理科遊び、理科実験を紹介します。

算数、理科が楽しくなる 子どもの理系思考を育む9つの習慣

親が一緒になって楽しむことが何より大事

 子どもには将来、理系が得意な子になってほしい。そんな未就学児の親に向けて、理科実験教室アインシュタインラボ代表の北原淳さんは、「未就学児には『理科って楽しい』『好き』という気持ちを育てることを何よりも大切にしてほしい」と言います。

 「子どもが将来どんな職業に就くとしても、理系の知識は必要です。例えば服飾デザイナーになるとしたら、立体的な服を作るために物理や数学の知識、素材を選ぶために化学の知識が必要でしょう。理系が好きになると、多角的に物事を見ることができ、自分の仕事をもっと好きになることができます。好きという気持ちがあれば、人よりも自然に努力ができ、幸せな仕事人生を送ることができるでしょう」

 親子で公園に行ってダンゴムシやアリの巣を観察したり、珍しい形の葉を集めたり、水の流れる様子を眺めたり……。身近な自然に触れるだけでも、理科への興味を育む入り口となりますが、天候が不安定でお出掛けしづらいこの時期は、100円グッズなどを使って、簡単な「理科実験」をしてみるのもおすすめです。水、空気、光、音…普段の生活の中にたくさんの「ふしぎ」が隠れていることに気づくはずです。

 とはいえ、未就学児はまだ文字が読めないなど「実験に興味があるかどうかも分からない」というケースも。まずは次のページから、事前に知っておきたい「未就学児との実験を楽しむコツ」について解説します。

 3ページ目からは、北原さんおすすめの、未就学児からできる5種類の理科実験を紹介。6歳・2歳の子を育てる記者が実際に試した感想や、子どもに効果的だった「声がけ」と併せてお伝えします。(難易度、ワクワク度は記者の主観で3段階で評価しました)。

こんな実験を紹介します
実験1 カラーセロハンで世界を見てみよう【光や色のふしぎ】
実験2 「まるい色水」を作ってみよう【水のふしぎ】
実験3 塩と氷でジュースがシャーベットに!【水のふしぎ】
実験4 空気の力で綿棒を飛ばそう!【空気のふしぎ】
実験5 いろいろな糸電話で会話をしてみよう【音のふしぎ】

次ページから読める内容

  • 「学び」を求めすぎないことがコツ
  • 2歳児も夢中になった「きれい!」の実験
  • 「できた!」の感動が手軽に味わえる

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