「ワクワク感味わってほしい」「仕事や趣味の幅広がる」読者の声

 自由回答を見ると、子どもに算数や理系の勉強を好きになってもらいたい理由として、好奇心が刺激される、論理的思考が身に付く、など子どもの能力の向上を期待する声が多くありました。仕事に役立つといった将来のメリットのほか、「(親の)自分が苦手だったから」を理由とする声もありました。

【算数(または数学)、理系の勉強を好きになってもらいたい理由】

●思考力・好奇心など
数学は言葉であり、機械との意思伝達に必須だと思う(48歳/理系出身/エネルギー/技術・設計/小6と中1のパパ)
・どの学問でも、答えに行きつく過程は算数が関係している。小学校で算数につまずく子どもは、その後の教育課程でつまずくことが多い(34歳/理系出身/教育・教育学習支援関係/専門職※教育関連/年少のパパ)
算数や数学はロジカルシンキングの礎であり、ロジカルシンキングはどんな仕事をする上でも大切である(39歳/理系出身/食品、医療、化粧品/研究・開発/0歳と年中のママ)
分からないことへの探究心、ワクワク感を味わってほしいから(50歳/文系出身/情報処理、SI、ソフトウエア/情報処理・情報システム/年長と小2のママ)
自分たちが生きている世界に直結しているものがたくさんあり、社会貢献できることにつながる(46歳/文系出身/寺院/一般事務/小5と中1以上のママ)
身近にある不思議や「なぜ」に興味を持ち、それに目を向けて、なぜなのかを知ることは今後の人生において重要である(46歳/理系出身/電気、電子機器/総務・人事/小4のママ)
物理であれば、運動方程式や慣性の法則などを学べば、物体の動き、宇宙の動きが分かるようになる。学ぶことの楽しさを知ると同時に、自分で物事を考える際の知識として役立てられる(50歳/理系出身/情報処理、SI、ソフトウエア/情報処理・情報システム/小2のパパ)

●仕事に役立つ
・自然科学の知識があると仕事でも趣味でもできることの幅が広がる(46歳/理系出身/電気、電子機器/研究・開発/年長のママ)
・自分自身が理系は苦手。一方、夫は得意なため、現在の職業につながっていると思う。ただ、子どもが文系の方が合っていたら、無理に押し付けようとは思ってない(48歳/文系出身/介護サービス/調理/小4のママ)

●自分が苦手だった
・自分が苦手だったので、勉強するときに苦労したから。 好きになってもらえれば、勉強が苦にならない(35歳/文系出身/建築/財務・経理/年少、年長、小3のママ)
・自分が理系の科目が苦手で楽しめなかったので楽しんでくれたら1番(38歳/文系出身/卸売・小売業・商業※商社含む/一般事務/1歳のママ)

 次ページでは、DUAL読者が実践している子どもへの理系教育の具体例を紹介します。