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仕事と育児でタスク山盛り 「毎日焦っている」の声

寄せられたエピソードを紹介。「送迎に間に合う?」「焦るあまり、子どもをせかしてしまう……」「中学受験についての焦り」「転職のタイムリミットは?」


管理職への昇進、転職、マミートラック……「長期的な焦り」

【管理職になりたいけど……出遅れている? という焦り】

管理職になるために一定レベルのことを完結できることを証明する必要があるが、家事育児との両立の中で十分時間が取れず、歳だけとっている気がする。 焦りばかりで子どもにもきちんと向き合えず、イライラをぶつけてしまい、教育どころか人格形成に悪影響を及ぼしている気がする(金融・証券・保険/その他/年長と小2のママ)

子どもが生まれるたびに育休を取り、その後もずっと短時間勤務を継続している。保育園の送り迎えができることや、宿題を見てあげられることには、充実感がある。一方で、出世の道からは遠のいているように感じている。気がつけば、学生時代の友人の多くが管理職になりだしているが、自分はまだまだ……。自分のキャリアはこのままでいいのか、そうはいっても子育てにも手を抜きたくはないし、焦りを感じる(公務員/年長と小2のパパ)

時短を取得している間は管理職になれないといわれているが、高齢出産のためすでに管理職になる平均年齢を超えており、焦りを感じる(電気・電子機器/生産・製造/年少のママ)

【時短勤務の焦り もしやマミートラック?】

時短勤務で出産前と比べて仕事量をこなせない。そんな私を横目に20代の若手社員がどんどん重要な案件を任されている。「それ私がやりたかったのに(今の仕事量が限界だから言わないけど)。私はこのまま大きな仕事はできない? これがいわゆるマミートラックってやつ?」などと20代に嫉妬している自分に焦る。(放送・広告・出版・マスコミ/編集・編成・制作/2歳と年少のママ)

【資格を取得したほうがいい? の焦り】

漠然とやってみたいこと、興味のある分野はあるが、アプローチの仕方が分からないことに焦る。興味のある資格はあるが、金銭的な理由などで足踏みしていることに焦る(その他/財務・経理/小5と中1以上のママ)

転勤族の家族に合わせ、結婚時と出産時にキャリアを中断し、8年専業主婦を経験後、正社員で再就職をし、今に至っている。学生時代や独身時代に何か国家資格を取得しておけば、ブランクや転居後の再就職ももっとスムーズで、それなりの待遇で働くことができたのにと、後悔がある。とにかく仕事・家事・育児・介護の合間に勉強したり、実務経験を積んだりしていくしかないのかと考え、模索している(卸売・小売業・商業/財務・経理/小6のママ)

【転職のタイムリミットは? の焦り】

経理の仕事をしていたが、第1子出産後、総務に回されてしまった。自分自身の市場価値を下げたくないという焦りがあり、早いうちにまた経理として転職したいが、子が小さいのでできずにいる(コンサルティング/総務・人事/0歳と2歳のママ)

2度育休をとり、10年後くらいには早期退職の候補にされてしまう気がする。状況的に管理職を望めないのでこの先、転職するのか、今の会社で居続けるのか、焦りやモヤモヤがある(放送・広告・出版・マスコミ/広報・宣伝/1歳と年少のママ)

今の会社に居続けていいのか。悩みながら管理職になったが、転職サイトに登録したり、経済誌を購読したり、資格の勉強をしたりし続けている。自分の市場価値がどれくらいのものなのか、気になっている(運輸/財務・経理/小2のママ)

今の会社にいてもスキルアップできない。かつ時代に合わせて商品や業務をアップデートする気が経営者にない。根本的な解決をしないと収益が拡大しないばかりか右肩下がりではあるが、改革をしようとすると阻まれる。本音では変えたくないよう。転職を目指し2年ほど活動しているが、厳しい。自分が高齢になったとき、あるいは、今の勤務先が倒産した場合、どうやって就業していけばいいか。つぶしの利く仕事も検討していかないといけないと思い、保育士資格の取得なども考えている(市場調査/企画・調査・マーケティング/小4のママ)

「短期的な焦り」「長期的な焦り」 解決法は?

 読者から寄せられた「焦りエピソード」を見ると、仕事や育児、家事など人によって対象は違えど、「短期的な焦り」と「長期的な焦り」に大きく分類できます。

 本特集では、専門家らに取材して、こうした焦りの正体を見極め、その解決法を探ります。同日公開の、特集2本目「池田千恵 『常に時間と戦う』脱する仕事術 3つの手順」では、「短期的×仕事」の焦りについて、朝活の第一人者で、5歳児のママである朝イチ業務改革コンサルタントの池田千恵さんに取材しました。家事や育児に関する毎日の焦りについては、家事を仕組み化した「リセッターリスト」を考案した山本香織さんが登場する特集3本目の「家事の『焦り』を減らしたい 家事リセットの達人が指南」で紹介。

 教育など子育ての長期スパンの焦りに関しては、NHK E テレ『カガクノミカタ』番組制作委員としても活躍する京都大学総合博物館の准教授の塩瀬隆之さんに取材した特集4本目「塩瀬隆之 親の焦りが子のリミッターに 『待つ作法』で限界突破」をお読みください。「長期的×キャリア」の焦りについては、会社員、フリーランスを経て起業し、3歳の子どもを育てるMaVie 代表取締役の志賀祥子さんに特集5本目でアドバイスをもらいました。日々の、そして将来への「焦り」を減らし、両立生活をもっと楽にするための本特集。ぜひご期待ください。

取材・文/小林浩子(日経xwoman DUAL) イメージ写真/PIXTA

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